2012/03/26

Developing Club


   気象条件に恵まれないFC岐阜のホームゲーム。今日は何とかキックオフで雨は上がってくれたが、気温は下がる一方だ。この時期の18時スタートのゲームは微妙である。

   今日のマッチアップは大分トリニータ、いずれのクラブも5節目あたりから、今シーズンの方向性が見えてくる頃だろう。今の岐阜に必要なのは勝ち点3、それ以上でも、それ以下でもない。


   スタメンは以下の通り。先発メンバーを固定しつつある行徳監督、早くこのメンバーで一つの結果がほしい所である。 


   前節、樋口寛規#10のアディショナルタイムでのゴールで辛うじて単独最下位を免れたのだが、白星がないと去年の定位置が見えてきてしまう。

   そんな中、前半がキックオフされる。岐阜は左サイドを中心に攻撃を組み立てていく、相手を上回るポゼッションでゲームの主導権を握ることができた。
   後は、ペナルティーエリア近辺での位置取りと精度、ここで先制することができるほどチームがまだ出来上がっていないのが、今の現実である。


   後半、前半のペースを継続できたら良かったのか。否、それだけではダメで、当然に相手が修正してくるので、常に先手を打たなければならない。
   まだ、90分間フルで戦えないチームは、1点のビハインドで浮足立ってしまい、もはやゲームにならなくなる。

   去年より進化したとは言えども、まだ発展途上の第一段階に過ぎないのだ。


   以前、服部年宏#6が、勝利したプレシーズンマッチ後のインタヴューで答えていた時、「まだ全然ダメ…」はハットなりの謙遜のコトバなのかと思っていたが、残念ながらそうではなかったのだ。


   リザルトは以下の通り。次の結果次第では、我々も勇気を持ってブーイングしなければならない!
 



   【問題】
この月は今後、欠けていくでしょうか?満ちてくるでしょうか?


   【正解】
FC岐阜と同じく、成長していきます。そして、2ヶ月程すれば太陽の光を遮るほどの注目の存在となるでしょう。


2012/03/25

『はやぶさ』~遥かなる帰還~


はやぶさ 最後の送信画像

   小惑星探査機「はやぶさ」をテーマにした映画は、短期間の内に3本が別々の映画会社によって製作された。その中で筆者が選んだ1本が本作品。

   一番史実に忠実で、大人でも楽しめる脚本であるとの前評判通りで、科学的な解説を分かりやすく取り入れている。むしろこのような作品は、人間模様を細かく描くより、淡々とドキュメンタリータッチで科学的事実を展開させると良いのか。(あまりマニアックにならず)

   下町の工場こうばをクローズアップしたり、NASAとの比較を皮肉を込めて描くところが、いかにも日本映画らしい。

   そんな中、渡辺謙はハリウッドスターなのだと、改めて実感させるくれる映画でもあった。

   そして、この映画の見所は、やはりラストシーン。
満身創痍で地球へ辿りついた「はやぶさ」。探査機本体は、カプセルを放出した後、慣性の法則に従ってその後を追ってゆく。
   やがて大気との摩擦で跡形もなく燃え尽きることにより、スペースデブリと化すことはない。これは最初からミッションに組み込まれたプロセスの一つに過ぎないのだが、地上から見ている私たちには「帰ったきた」事を懸命に知らせようと、幾重にも重なる光の矢となり、最期には光輝きく道しるべとなってカプセルの「帰還」を讃えているかのよう見える。
   ここには実際の映像が使われていた。

   「はやぶさ」のプロジェクトはまだ終わりではない。
はやぶさ2プロジェクトの最新版で続編をチェックしてもらいたい。


2012/03/18

Water Hazard


   今節も降りやまぬ雨の中、メモリアルでのホームゲームに参戦。今日のマッチアップはザスパ草津、果して岐阜の初白星の相手になってくれるだろうか。

   今日の「Welcome Arc」はここに移動?。形も違うし、色も変わったし、競技自体も別物に…。


   長良川競技場内は、試合前からピッチの排水を行うが、その効果は望めないほど雨は降り続く。
   天気予報では回復に向かうとの事で、今日はバックスタンドに陣を敷く事にした。


   さて、問題は3ゲーム目のFC岐阜である。
   前節より大幅に、且つ大胆にメンバーを変えてきた。TPOに応じた最適な組合せを模索中であることは言うまでもない。
【Starting member】
GK
多田大介#22 (初)
DF
野垣内俊#17
池田昇平#3
金東權#16 (初)
尾泉大樹#30 (初)
MF
金正腎#33
服部年宏#6
廣田隆治#29
井上平#14
FW
樋口寛規#10 (初)
佐藤洸一#18

【Snbstitutes】
野田恭平#1
野田明弘#2
関田寛士#25
三田光#20
山崎正登#15
染矢一樹#11
地主園秀美#7

※(初)はFC岐阜、若しくはJリーグ初先発。


   前半から、この雨でお互い放り込み合戦となる。決定機をなかなか作れないが、作られもしない。
   これが概ね90分間続く。必然的にスコアレスドローで終わってしまった。(0-0)のゲームは実に2010年12月4日まで遡らなければならない。調べてみると昨シーズンはスコアレスの引き分けが一度もなかった。(むしろ、引き分けられなかったと言うべきか。)

   ピッチ状況が良くないなかでの初陣の選手もいたが、今日のゲームで評価するのは酷である。むしろ今日はノーカウントくらいでいいのではないか。できれば次節湘南戦で同じ布陣でリターンマッチができればいいのだが、恐らく行徳監督の事だから、次にトライすべき新たなフォーメーションを既に試案中であろう。


   次はすっきりした笑顔で終わりたい。


   リザルトは以下の通り。引き分けでも、順位の上がる時は上がるもの。


   今年に入ってのホーム戦、連日の雨予報が入場人員に更なる悪影響を与えてしまう状況だ。去年から続く、FC岐阜の「Water Hazard」もそろそろ終わりにしていただきたい。今のうちから3月25日(大分戦)の天気予報を要チェックだ!


2012/03/11

それぞれの3.11



   ちょうど1年前、建物の3階で、あの地震を体感した。比較的長い間、ゆっくりとした横揺れ。かなり離れた場所で、大きな地震が発生した時の揺れ方だと直感した。

   業務中であったが、ネットでの断続的な情報で、事の重大さを痛感する。そして、襲撃的な津波の映像や、原発の水蒸気爆発へと…。

   あれから、時間が1年経過しただけで、なにもかもが終息した訳ではない。3月11日は、今自分ができることを改めて見つめ直す、そんなきっかけの日にしようと思う。

   さて、我らがFC岐阜は四国の地で戦っている。
残念な結果とはなったが、一朝一夕で全てが上手くいくことはないので、地道な努力の積み重ねで次のホーム戦を迎えてほしい。

   リザルトは以下の通り。
   





2012/03/05

Gifu in a Day


   岐阜市内にも、春の雨が降り始めた頃、サッカーJリーグ ディヴィジョン2のFC岐阜2012シーズンがスタートした。
   今年は緑感が多くなった。テントにも、案内板にも緑が基調色となっている。


   岐阜メモリアルセンターも、岐阜国体を前に化粧直しが行われている。


   新生“FC岐阜”がいよいよ始まる。


   今週のハイヴィジョン動画はスターティングメンバーを発表するオーロラヴィジョンから。


   そこで期待するのは、初戦のFC岐阜である。
先週のPSMとは異なるメンバーで臨む。最大の課題とされるディフェンスの構築がどこまで出来ているのか。全体守備からの全員攻撃への切り替え、行徳イズムは具現化できるか、楽しみとなる。


   小雨の午後3時キックオフ、前半は見るべきところが豊富にある、息詰まる展開となる。先制されて→同点にして→逆転する!
   これが服部年宏#6が言うところの「また見に来たくなるゲーム」の一端だろう。


   後半に見えた修正点は次に期待しよう。そう、次に期待を持たせるチームが戻ってきたのである。


   有機的な選手交代で90分戦えるチームは必ず出来上がる。

   最終リザルトは以下の通り。まずは価値点かちてん1からのスタートになる。


   遂に始まったJ2リーグ2012シーズン、
ここに日常に溶け込んだFC岐阜の掛けがえのない1日がある。

Gifu in a Day


2012/03/01

日本代表観戦記2012



   2月29日、サッカーW杯アジア3次予選最終戦(第6節)が豊田スタジアムで開催された。年に1度行けるかどうかの代表戦、楽しみに出かけたのだが。



   個々のレベルは、ウズベキスタン代表のそれを凌駕していたのだが、それだけでは勝てなかった。今日はゴール前での精度や威圧感が無い。改めて代表戦のフィジカルやモティベーション維持の難しさを痛感する。

   以前の代表戦であれば、4日目(2/24vsアイスランド代表戦@長居スタジアム)のゲーム(フレンドリーマッチ)である程度連携を確認し、修正してこのゲーム(公式予選)に臨むのだが、ユーロ登録選手を両方のゲームに召集することが困難である為、実際的にはゲームを重ねて連携を高め、フィジカルを上げていくことができなくなっている。ユーロ組は一発勝負なのである。結果、それぞれが関連性のない個別のゲームになってしまった。
   私たちはこの2試合で、全く異なる日本代表チームのゲームを見たことになる。


   6月からの最終予選には、またまた危機感を持って戦う必要がある。U-23がそうであったように。
   この連敗で、幾分、W杯南アフリカ大会前の様相を呈してきたので、最終的には良い結果をもたらすのでは、と信じたい。


   最近にない悪い内容のゲームで、ストレスが溜まる一方であったが、今回、豊田スタジアムまでは、「臨時駐車場・パーク&バスライド」を利用して車で行くことにした。前回の電車利用に較べ、混雑や待ち時間、歩く距離など、これに関してはストレスなく行って帰ってくることができた。上手く整備されたインフラという印象だった。