2017/07/31

7/30_vs群馬 有終のクリーンシート ~2夜連続の花火大会~


 2週連続のホーム戦が行われる長良川競技場、ザスパクサツ群馬戦に参戦。今節のゲストは地元岐阜県出身でSKE48の町音葉さん、FC岐阜のアンバサダー就任である。

 アンバサダー(Ambassador) の意味は一般的に「大使」と翻訳されるとの事、今後とも各方面にFC岐阜をPRしていただけるのは大変有難いことである。
 

 先週は町田相手になすすべなく敗戦を喫したギフの、今節の注目点は二つ、司令塔である庄司悦大#10を欠いて、どの様なファーメーションで臨むのか。

 失うものが何もない、なりふり構わず全力で当たってくる来る最下位チームの難しい相手にどう対応して退けるか。今節も18時のキックオフである。
 

 大本祐槻#17をDFに下げ、トップにはクリスチャン#9が初スタメン、そして小野悠斗#23を中盤の底、庄司の代役に据える布陣である。
 

 そのクリスチャンがいきなりいい仕事を見せる、ゴール正面で貰ったボールを冷静にゴール右隅に流し込み早々と先制する。この所の練習試合では結果を残して来ただけに、監督の采配が見事に的中した格好である。

 これで落ち着いたギフはパス回しにもリズムが出て、安易にボールを失わず、群馬の攻め手を封じつつ前半をリードして折り返す。
 

 後半も完璧なリスクヘッジのギフは、ピンチらしいピンチも無く更に追加点を狙いに行く。

 小野悠斗のゴールは、CKから相手GKの足元でバウンドして跳ね返りゴールネット揺らす、本人も驚きのスーパーゴールである。こうして小野は庄司の代役を見事に果たして余りある活躍でホームでの勝ち点3に大きく貢献した。ギフにまた一つ攻撃のオプションが増える。
 

 この2点のリードで危なげなく終了のホイッスルを聞く。クリーンシートで終えたのは、実に5月3日のアウェイ群馬戦以来の事、こんなゲームを後半戦はどんどん見せていただいた。

 鉄心石腸 の大木監督、強い意思を持って所信を貫く姿勢はやがて望んだ結果を引き寄せる事ができるだろう。新加入の中島賢星#30を実戦に投入してきたギフ、次節アウェイ長崎戦にも期待が高まってきた。
 

 ゴール裏の万歳四唱が夏の夜の長良川競技場に響き渡る。




2017/07/23

7/22_vs町田 不勝のパスサッカー ~スコアレスで連敗~


 昼間の暑さがそのまま残るホーム長良川、町田ゼルビア戦に参戦。18時のキックオフはピッチ上のイレヴンには、まだ過酷な環境のようである。

 ゲーム前、養老出身の敦士さんが、養老町ホームタウンデーと言う事で応援に駆け付けてくれた。各方面にFC岐阜のPRをしていただけるのは大変有難いことである。
 

 更に今日のガラポン抽選では、初めて銀色の玉を引き当てた!係りのお姉さんが驚いた顔でハンドベルを鳴らしている。景品はOKB様提供のホームメインのペアチケット、一番の景品が当たるのは初めての事で、いい気分で試合開始を待つことができた。
 

 そしてキックオフ、しかしいい事はいつまでも続かない。前半立ち上りこそ、いつものボールポゼッションからチャンスメイクするのだが、中に枚数がなくフィニッシュの形が中々できない状況が続く。

 一瞬のミスでの失点後は守備陣が萎縮し、攻撃への展開にスピード感がでない。
 

 2点ビハインドの後半も、両サイドに開く古橋・大本はそれなりに仕事ができているのだが、ペナルティーエリアへの飛び出しがなく決定機を作れないまま時間だけが過ぎて行く。

 終了間際には庄司が退場となり、後味が悪いままの敗戦となった。2試合連続の無得点での連敗である。
 

 勝ちに恵まれない今年のギフ、シーズン当初はギフのパスサッカーは面白いと注目を集めたのだが(これもDAZNが放送内でパス回数、パス成功率をリアルタイムで表示してくれたおかげ)、今ではいいサッカーをしているのに勝てない事が話題となってしまった。
 
 ギフと対戦した選手は口を揃えて、FC岐阜が今の順位にいるのはおかしいとインタヴューに答えるのだが、現実は現実、紛れもなく18位であり、それ以上でもそれ以下でもない。

 さて、次節もホーム戦、下位に低迷するチームとの対戦だけにしっかり勝ち切って調子を上げていただきた。
 

 今年こそ期待のFC岐阜、J2残留の消極的な目標ではちょっと寂しい。




2017/07/10

7/9_vs京都 『灼熱のシーソーゲーム』 ~11試合ぶりの歓喜~


  梅雨時の蒸し暑さが残る長良川競技場、ホーム京都サンガ戦に参戦。J2後半戦のスタートはまず勝利から。
 

 このところ失点に泣くギフ、今日こそは完封と行きたいところである。今日もビクトルのスーパーセーヴに頼らなくてはならないのか。
 

 高温多湿のピッチの中で体力温存しながらも攻め上がるギフは、前半の内に難波宏明#24のゴールで先制するが、あっという間に逆転されてしまう。千葉戦のデジャヴュのような光景に勝つことの難しさを痛感して前半が終了する。
 

 逆転を願いつつの後半開始、その立ち上がりの大本祐槻#17のゴールでギフは一気に息を吹き返す。その後も足の止まらないギフはホームサポーターの後押しで更に京都ゴールに迫る。

 そして今日一番きれいなゴールが京都のディフェンダーによって京都のゴールを揺らすことになる。パスサッカーからの展開力がこのゴールに繋がった、攻撃のパターンが熟成しつつあるのだろう。
 

 この有難い1点を守り切って、ギフはリーグ戦11試合ぶりに勝利を手にした。仮に今日負けたとしても順位は落ちなかったが、勝っても順位は上がれない、つまりは勝った次のゲームが大事なのである。連勝によって団子状態の中位グループに手が届けば更におもしろい後半戦となるだろう。
 

 みんなが待っていた万歳四唱である。



 そして、天皇杯へ・・・