2013/08/11

福島ユナイテッド観戦記 (2試合目) ~ファビオ現る!~


   8月10日、JFL福島ユナイテッドFCのホーム公式戦に参戦する。2試合目となる観戦は、真夏の日差しが照りつける「福島市信夫ヶ丘競技場」にて15時キックオフである。


   今節のマッチアップはあの(●●)カマタマーレ讃岐、事と次第によっては、ギフの今シーズン最後の対戦相手にならないとも限らないJFLクラブである。


   ユナイテッドには少しでも援護射撃していただけないかと、応援にも力が入る。

   熱中症対策のマストアイテム、「麦藁帽子」と「クールタオル」、「日焼け止め」を調達してメインスタンドに陣取ると、地元で知り合った熱心なユナイテッドサポーターから、選手入場時の応援プレートの掲示を依頼される。


   もちろん選択したのは野田明弘#3のプレート。裏面の「ねこバス」の愛称について、明弘本人は苦笑するのみで否定はしていないとの事である。


   そして、もう一つのトピックはギフから期限付き移籍となったファビオである。登録の手続き上、今日の試合には出られないが、試合前バモスゾーンのサポーターの前にその姿を現した!


   オフィシャルサイトでの発表後、初めての赤いユニフォームの挨拶となった。「ファビオ!」コールの答える背中を複雑な思いで見送った。ここで是非、結果を残して貰いたい。

   先程の、地元サポーターの方にも「宜しくお願いします。」と応援を引き継がせていただいた。




   そこで問題は福島ユナイテッドFCである。J3参加を表明し、現在審査中であるが、肝心の成績面では中々良い結果が残せない状況が続いている。J2に一番近い強豪相手に今日も苦戦が予想される。

   この時期の気象条件は互いに過酷ではあるが、ホームアドヴァンテージを駆使して走り負けないゲームを期待したい。


   ゲーム内容は、前半、讃岐のアンドレア#20の個人技に明弘の対応が間に合わず、木島良輔#33のゴールで先制を許す。前半終了間際には堀河俊大#13のフリーキックにキーパーが対応できず2失点となる。


   後半、攻撃の手数を増やすユナイテッドは吉濱遼平#4のゴールで1点を返すものの、その後は惜しいチャンスを外し試合終了となる。

   確かに木島や高橋泰などJで豊富な経験を持つ選手相手には実力の差を感じる。それでこその「ファビオ獲得!」なのだろうけど…。



   敗戦に対しても、ファン・サポーターは暖かくイレヴンを迎えてくれる。ただ、暖かく迎え過ぎて、選手に危機意識が感じられないと問題ではある。

   次は、ファビオのグッドニュースを期待しつつ、ユナイテッドのチャーターしたシャトルバスで福島駅へと帰った。

   今回のYouTube動画は、ユナイテッドのスターティングメンバーを紹介するスタジアムDJのパフォーマンスをお届けする。






2013/08/04

東北ニ、夏ハ来ヌ。


   東北地方も梅雨明けとなった8月、ようやく夏の日差しが覗く。

   以前、FC岐阜のホーム戦で頂いた、ファンクラブの缶バッチに付属されていた「南相馬ファクトリー」の向日葵の種、実は出張先に持ってきていて、職場近くの某所に播種(はしゅ)していた。

   それが見事に発芽したのが下の写真。内心、こういうのは上手くいかないパターンだと思っていただけに、ささやかな驚きと思いがけない喜びであった。


   何の因果か、ギフからフクシマに里帰りした向日葵の小さな種は、芽吹き、やがて大輪の花を咲かせることになるだろう。しかし、もうその姿を見届けることが出来ないかもしれない。



   冷夏が心配される今年の夏は、福島特産の桃にも少なからず影響があると言う。日照量が少ないと糖度が落ちるようである。

   この地方で収穫される桃は完熟の柔かいイメージと言うよりも、硬めでむしろ歯ごたえがある品種が一般的であると聞く。


   こうして、この地方にも暑い夏がやって来た。

   東北の長い長い日々はもう少しだけ続く。



       「東北跋渉記」 続く►►►