2011/06/05

新しい風

   梅雨の中休み、土曜日のメモリアルはナイトゲーム湘南ベルマーレ戦に参戦。

   湿度の高いスタジアム内、照明のカクテル光線がピッチにわだかまったそのもやを浮かび上がらせる。これが不快指数上昇に繋がらなければいいが。


   勝てないFC岐阜、菅#7を先発に起用し中盤の要にアクセントを付ける。持ち前のポジティブシンキングで統率のとれた守備意識を引き出してほしい。


   前半、J2に来ればやはり強豪の湘南と五分に渡り合う。撃つ手も少ないが、敵の攻撃にも遜色なく対応できている。そう最近の前半のゲーム運びは大体がこんな感じ。ここまではできている。それでは、後半をどうまとめていくのか。


   そして後半開始。守備意識は強く保たれていたが、後半13分に一瞬の隙を突かれる。結局、今日の両チームのシュート数は同じくらいでも、この決定力が勝敗を分けることになる。


   それでも、このゲーム後半残り15分(いわゆるファイナルクォーター)微かにゴールの兆しが見え隠れする。「長良川劇場」開演の兆候がないわけではない。あえて言うなら、0.1歩前進と言うところか、1ナノ(nano)の希望すらないわけでもない。


   「遅すぎた助っ人」ブルーノ#34の起用で悪い流れを変えて貰うことに期待するしかない。今日は少ない時間ではあるが、華麗な「エラシコ」でその片鱗を覗かせてくれた。新しい風を吹いてきたようである。


   リザルトは以下の通り。岐阜のフラッグにまとわり付く「0」の羅列。こんなモノいらない!!

   調子の上がらないFC岐阜でも観客数が五千余名(まさしく5004人)に上る(多少の裏事情はあるとはしても)。ホームで勝てば、あっと言う間に3割・4割アップすると思われる。悪いことばかり考えてもしょうがないし、泣いても笑っても一週間後には次のゲームがやってくる。

   ならば、笑って過ごそう…。

2011/05/28

いざ愛媛へ

   こんな時こそ、全力でFC岐阜を応援しなくてはと、愛媛に飛んだ…



   …失礼、また嘘をついてしまった。正直に言うと、これは1週間前の5月20日の画像。「コラム」に書いたように仕事で出張していた。タイミングさえ合えば、仕事終わりに「ニンスタ」に駆けつけられたはずだが、ここでも歯車が噛み合わないのか。こうして応援する気持ちだけは愛媛に置いてきたつもりなのだが、賞味期限が切れていて結局は効果がなかった。


   いつものWeb観戦で試合経過を辿ると、相手にとってはサッカーでの理想的な形で失点している。前半の終了間際に先制し、後半途中での追加点。選手交代をしながら、時間を使って逃げ切る…。ホームのサポーターはさぞかし満足なことだろう。

   まずはディフェンス。無失点に抑えられる守備がないと、攻撃に注視出来ない。もはやこの時期に試行錯誤している場合ではないのだが、もう一度実戦をこなしつつ、ゼロからチームを組み直す決意がほしい。

   今週も梅雨入りした空よりも憂鬱な気分で一週間を過ごさなければならない。
   さて、次はホーム。相手は全て格上。失うものは何もない。今回、2日間「FREE」が与えられているので、リセットし、リフレッシュしてから、リスタートしてほしい。そして、6月4日には新しい何かを見せてくれ!


   「共にいる、どんな時も」

2011/05/23

チャレンジ宣言 5.22

   日曜日の夕方、諸々の諸事情をクリアしてメモリアルに到着したのが、午後8時25分。サンサンデッキ下駐車場に車を止めて、チケットのもぎりを素早く済ませ、必死でバックスタンドのオーロラヴィジョンに走る!

   途中経過、0-2。まさか!この目を疑った…。


   …失礼、今嘘をついてしまった。正直に言うと、またか!やっぱり…。このところの絶不調を今だに引きずっているのかと。いろいろ確認すると、スタメンもGK以外は変化なしと聞く。

   後半も残り20分、菅#7を投入するなどの変化を見せるが全体的に精彩を欠く。オフェンスのプレッシャーが感じられず、恐らくは容易に相手ディフェンスに去なされてしまう様相。この日も「長良川劇場」の開演はなかった…。


   これだけの観客に何かを残せただろうか。


   果して、FC岐阜はJリーグ昇格以来、初の単独最下位を記録することとなる。この屈辱を我々は決して忘れてはならない。

   ここから、フロントも選手も性根場。大胆な改革がないと、せっかく獲得したファンを無くしてしまう。結果が求められるのはプロとして当然の責務。「誇り胸に」だけでは救えない。ブレークスルー!ブレークスルー!、早急にブレークスルーをお願いしたい。


   それでは最後に、今日は自分がサポーターのチャレンジ宣言をします。

「わたしは、観客として最後の一人になってもFC岐阜を応援し続けることをここに宣言します!」

   恐らく、このように思っているサポーターが何人もいるはずである。矛盾してはいるが、こんなサポーター達の為にも結果が必要である。

そして、今日も集まってくれた観客には心から感謝をしなければならないと感じた。




   「共にいる、どんな時も」




2011/05/19

「菅 和範」の故郷を訪ねて



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   タイトルは多少の脚色はあるが、今週は「愛媛県」に出張している。正確には菅和範#7の出身地「今治市」の隣町にあたる「西条市」に来ている。
 

   新幹線で「岡山」まで、その後は内装が木目調でシックな雰囲気の特急「しおかぜ」で瀬戸大橋を渡る。


   四国らしい地名の「城のある町」香川県丸亀市を見送って目的地まであと僅か。
 

   岐阜からは約5時間をかけて「壬生川にゅうかわ」で下車。(みぶかわ)と読みたいところだが(にゅうかわ)が正解。
 

   「しおかぜ13号」はさらに終点の松山までゆっくりと滑り出した。
 

   「西条市」は間近に四国最高峰の「石鎚山」を臨み、さらに「東予港」からは瀬戸内海の潮の香りが届く風光明媚なロケーション。この時期、朝夕はすがすがしい日和で蒸し暑さもなく過ごしやすい。

   この1週間、晴天に恵まれて無事仕事を終えられたら、観光する暇も与えられず、週末には蒸し暑さがはじまる「岐阜」へと帰ろう。

2011/05/09

見えない光

   メモリアルもナイトゲームに突入した。昨年より、約1ヵ月前倒しとなるが、今日の天候、気温からしてベストな選択である。

   また、この時期のウィークエンドはイベントが目白押しなので、サポーターが提供してくれる、駐車場混雑状況のツィート情報を参考にサンサンデッキ下駐車場へ午後6時過ぎに入庫した。仕事終わりでかけつける時、大変有難い情報となり感謝している。

   選手紹介のタイミングでバックスタンド中央あたりに陣を敷く。


   今日のマッチメイクは東京ヴェルディ、実にJ2リーグ20位と17位(FC岐阜)のなんとも寂しい対戦である。今まで一度も勝てていないジンクスを覆さないと恐ろしいことになる・・・。


   そこで問題は今日のFC岐阜である。前節、富山での情報をサポーター仲間に聞けば聞くほどその不甲斐なさを吐露するばがり。押谷#27復帰でオフェンスは弾けるか、代わり映えのしないディフェンス陣の意思疎通はできたのか。はっきりとした木村イズムを示してほしいところである。


   しかし結果は惨敗!!

   前半、数少ない攻め込めた時間帯に、押谷からのスルーパスに反応した嶋田#14の技ありループのシーンを除けば、プロのサッカーとして語る言葉を知らない。


   リザルトは以下の通り、点差以上に力の差、勢いの差、モティベーションの差を感じる。


   FC岐阜は現下の経営状況の中、2011年も十分な補強はできないままのシーズン突入なので勿論全部勝てとは言わないが、補強できないなりでの戦い方で勝っていく方法を見つけなければならいない(それは決して容易ではないことはよくわかっている)。
   この負のスパイラルを断ち切る戦いを次節の横浜FC戦に期待するしかない。この戦いにより真の最下位チームが決まることになる!!

   イレブンの背中には容赦のない罵声ブーイングが突き刺さる。


   試合終了後、まだ上弦になりきれない月がメモリアルを見下ろす。
A.アインシュタイン風に言えば「FC岐阜が負けようが月は必ずそこに存在している」、だけどこの月明かりでは暗すぎてFC岐阜の明日の希望さえ見えてこない。