2011/12/22

TOKYO WALKER (EPILOGUE) ~「東京駅」(ラストメッセージ)~



   東京駅に訪れるのは総じて夜である。それは東京へ来る時も、あるいは岐阜へ帰る時も。

   リアルTOKYOWALKER、最後の夜は「東京駅」に立っている。 あの暑い夏の日から半年余り、断続的に続いた東京遠征(出張のこと)もようやく一段落し、晴れて「岐阜勤務」に戻ることができる。 その間、幾度も通過する東京駅の新幹線コンコースは、この日もそれぞれの目的地を目指す人々で溢れていた。

   東京駅に限らず、最近はいわゆる「駅ナカ」のショップ展開が充実し、東京駅の場合は「グランスタ」と称して、地下のフロアーに複数の店舗が出店している。
   特に、何か購入する訳ではない時でも、新幹線の出発時間まで間がある時は、時間調整に手ごろなスペースとなる。
   数年前までは、東京駅構内に「サッカー日本代表グッズ」中心とした『アンテナショップ』が数箇所あったのだが、いつの間にか撤退して久しい。それはそれは、東京駅に来た時の楽しみの一つであった。最近また日本代表人気が出てきたので、是非復活してほしいものである。

   夜の東京駅に滑り込む新幹線、品川を出て「低速」で東京駅まで向かう間に、ビルの谷間に見え隠れする「東京タワー」が印象的である。全景が確認できるのはほんの一瞬であるが、幻想的なライトアップは時としてその配色を変化させる。
   そして東京最終日、「N700系 のぞみ」の窓からオレンジ色の東京タワーを見送れば、暫くは見ることがないかもしれない。最近の話題は「東京スカイツリー」に移りつつあるが、やはり東京の夜景には、いつまでも「東京タワー」は欠くことができない。やがて「品川」、「新横浜」を経由したスーパーエクスプレスは最高速に達し「名古屋」へと向かった。


   こうして、半年間の東京遠征(出張のこと)は何とか終了することができた。長期間でなかなか困難な仕事ではあったが、無事完結出来たのは関わった全ての方々のご尽力があったからこそであり、改めて感謝します。そしてもちろん、陰で支えてもらい、留守を守っていてくれた家族にも感謝の意を忘れない。

   さあ、東京アウェイから岐阜ホームに帰ろう。
   そして、仮想ウェブの世界へ戻ろう。


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