2011/12/04

2011京都戦始末記

   FC岐阜の2011年シーズン最終戦はアウェイ京都戦となった。

   ちょっと贅沢をして、京都へ前乗りする。この時期の京都は紅葉のシーズンが終わる最後の週末とあって、なかなかホテルのキープが難しかった。
   12月2日と3日は休暇を取って、いざ京都へと向かう。

   この新幹線に乗車。


   岐阜羽島からだと、わずか40分足らずで「京都」に到着する。


   今日宿泊するホテルのロビー、既にクリスマスの装い。


   今にも泣き出しそうな京都の夜は、寒々と更けてゆく。


   翌朝の12月3日、晴れ間が覘く天気となった、西京極の公園内は紅葉が映える。


   京都サンガの「WELCOME ARC」はこんな感じ。


   メジャーなスポンサーが羨ましい限りである。


   アウェイ入口には既に行列ができていた。時刻は9時45分。


   「京都市西京極総合運動公園陸上競技場」を恒例のパノラマビューイング。


   京都サンガは今シーズンここまで16勝14敗7分の9位、決して絶好調ではなかったが、最後のホーム戦を勝って一つでも順位を上げて、来季に繋げたい所であろう。


   今シーズン見納めの練習開始。



   最後のスタメン発表、これが今シーズンの集大成なのか、或いは契約が更新されない選手への配慮なのか、いずれにしても最後まで走りきってくれ!



   この円陣のあと、最後のホイッスルが吹かれる。


   そして暗雲の立ち込める京都。試合中は、僅かに雨に打たれるのだが、予想していた程の冷え込みはなかった。

   ただ、ゲームはお寒い内容となる。


   そして、リザルトは以下のよう。今シーズンを象徴する様なゲーム展開、以外に特筆すべきところのない最終戦となってしまった。


   こうして、苦悩と失意に満ちたFC岐阜の2011年シーズンが幕を閉じる。 今日、この場でFC岐阜の死に様を見届けることができた、そして、この地獄の淵から這い上がる為に、成すべき最善の対処を願いたい。


   最後は全ての選手諸氏に、唯々ただただ有難うを、そしてお疲れ様を。




   次回は恒例のシーズン総括をお届けする。FC岐阜は今シーズン、なぜこれ程までに低迷することになったのか、なぜ思い通りの成績が残せなかったのか…その謎解きはディナーの後に致しましょう。


2011/11/28

日曜日の勇者達へ

   拝啓、 日曜日の勇者達へ

   長く長く苦しんだ2011年シーズンもようやくホーム最終戦を迎えました。
   振り返れば新しい監督の下、決して充分な準備期間があったとは言えない中で開幕となり、残念ながらなかなか結果に繋がりませんでした。

   不幸な震災での中断期間に、有効なレベルアップはできましたか。そして、やはり結果が出ないままに気持ちばかり空回りし、やることがことごとく裏目に出てしまいましたね。しかし、それは監督だけのせいではなく、もちろんフロントやスポンサーがうまくつかなかったことを言い訳にしてはいけません。

   結局、この限られた環境を享受し、その中でどれだけのパフォーマンスを発揮できるか、それは選手個人個人がそれぞれ乗り越えなければならない宿命なのかもしれません。

   誰もが言うように、現状維持はもはや後退していると同義語なのです。今シーズン手に入れたモノ、手が届かなかったモノ、或いは無くしてしまったモノを見極め、今一度この一年間を冷静に振り返りきたるシーズンに備えて下さい。

   サポーターは決して諦めません、決してさじを投げません、そして決して応援することを止めません。なぜならFC岐阜は既に私たちの宝物なのですから。必ずしも満足のいくシーズンではありませんでしたが、前向きに困難に立ち向かう姿は決して忘れることはありません。

   2012シーズンは恐らく待ったなしの状況が続くかもしれません。そんな中で下を向くことなく前進し続けること、一歩でも高みを目指すことを切にお祈りし、来年こそは共に喜び合える日が来ることを心から願っています。

敬 具 
平成23年11月27日
とあるサポーターより


   そんなわけで、メモリアルの北側車道はささやかな銀杏並木。


   「WELCOME ARC」は冬への入り口。


   ホーム最終戦のマッチアップはカターレ富山。いつもながら、沢山のサポーターが来てくれて有難いことである。


   ターニングポイントでは必ず羽ばたく「ビッグフラッグ」、今日こそ勝利を呼び込んでくれ!


   そして、「日曜日の勇者達」の登場。


   今日のトピックは、女性審判員J公式戦初登場。まずは第4審でお手並み拝見。


   しかし、最後まで問題なのはFC岐阜である。

   既に抜け出せなくなった最下位の椅子、木村監督の辞任表明で難しいモティベーションの中で戦わなくてはならない。揺れる「ビッグフラッグ」に下は、わだかまりの無い希望で溢れている。この子供たちに伝えられるものは何か。


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   結果は1-1のドローで終わるのだが、全力でプレーするイレヴンの気持ちは受け止めることができた。来季はそれに結果が伴わなくてはいけない。


   ここにいるみんなが同じ夢を共有している。
そんなホーム最終戦は淡々と幕を閉じた。

   リザルトは以下の通り。


   さあ、来週はいよいよ“オーラス”の京都戦、
チケットヨシ!、ホテルヨシ!、新幹線の予約ヨシ!、そして忘れてはいけない緑の戦闘服準備ヨロシ!!


2011/11/22

TOKYO WALKER Vol.8 ~秋も麗らかな隅田川~


   リアルTOKYOWALKER、両国橋から「隅田川」を越えて両国方面を歩く。東京スカイツリーのビューポイントは到る所にある。


   両国橋の下を水上バスくぐる。船から手を振る外国人ツーリスト、その半分以上がアジア系の観光客のよう。震災前の水準に戻ってきたのだろうか。
   船の奥が、ちょうど「神田川」が「隅田川」に合流するところだ。


   今日の目的地は「両国国技館」、現在『大相撲』は九州場所が開催中なので、ここで実際の取組を観戦することはできない。それなら“見学コース”でもないかと訪れたのだが…。

   あいにく別のイヴェントが入っていたらしく、国技館への潜入は果たせなかった。
(後で調べたら、「高専ロボコン大会2011」が開催されていた模様。東海北陸大会を準優勝した「岐阜高専Aチーム」の結果は如何に!! 12月11日(日)にNKH総合テレビで放送予定。)


   両国国技館に隣接して「江戸東京博物館」がある。国技館の代りに博物館と考えたのだが、結局今日観覧したのは、7階のレストランで休憩しながらの東京下町の風景。それでも、しばし麗らかな昼下がりのひと時を満喫することができた。


   ちなみに、今回宿泊するビジネスホテル(11階)からの東京スカイツリーはこんな眺め。



2011/11/20

木枯らしの吹く頃

   東京地方は、昨日の風雨で銀杏いちょうの葉が散って、マンホールのイチョウのマークに重なっていた。
   風の冷たさは着実に冬への近づいている。

   そして、それはFC岐阜のアウェイ大分戦がPVされる午後4時の「THE FooTNiK 大崎店」でも同じこと。


   もはや定番メニューでキックオフを待つ。


   前半のFC岐阜はリズムも良く、上手く主導権を握っている、地主園#35のプロ入り前初ゴールが飛び出し、なんとスカパーの解説者までもが岐阜を褒め出した…。その辺りからちょっと嫌な予感はしていた。

   後半は別のチームになってしまったFC岐阜、初出場のリンタロウ#9も、ブルーノ#35も最後まで弾けなかった。そして、何度目かの逆転負けが完結する。

   リザルトは、以下の通り。


   終盤に来ての痛すぎる敗北、せめて元気そうな永芳卓磨#15の雄姿を見ることができて良かったけど…。


2011/11/19

嵐の「日産スタジアム」


   最悪の横浜遠征となった。

   この日、J1の優勝争いに絡む名古屋グランパスのアウェイ横浜Fマリノス戦が横浜の『日産スタジアム』で開催された。
   東京メトロで「渋谷」へ、東急東横線で「菊名」まで、そこからJRで「新横浜」に、このルートが『日産スタジアム』に辿り着く最短のコースと検索された。
   東京地方も雨であったが、横浜はちょっとした暴風雨…。この時期の雨対策はコンパクトな折り畳み傘しか持ち合わせがないので、「新横浜」から徒歩12分の試合会場までの移動は過酷を極めた。
   スタジアムに着いた頃は折り畳み傘も、adidasのウィンドブレーカーも役に立たず全身びしょ濡れ、寒さで震えが止まらないほどだった。


   「日産スタジアム」=「横浜国際競技場」、言わずと知れた2002日韓W杯の決勝戦が行われたスタジアムである。そのメモリアルレリーフを見ると、国旗の色が褪せている。
   あれから10年が経過しようとしているのだから止むを得ないが、かの国にはちょっと失礼な話、恐らく定期的にはメンテナンスされているのでしょうけど。


   ここにも、オリバー・カーン#1の痕跡が残されていた。


   まず靴下は脱ぎ捨てて、このあたりに席をキープする。こんな雨でもピッチは完璧!最後まで水溜りができることなぞ皆無である。複数回ペストピッチに選出されただけのことはある。


   パノラマビューイングはマリノスの応援歌を。トゥリコロールが揺れる。


   さらに、応援合戦「赤vs青」「トヨタvs日産」J1の広告は動クンです。


   マスコットキャラクターも昔からJ1クラスでは当たり前のこと。


   そして円陣を組んで、14:04キックオフ。この芝生の緑感はなかなか良い。


   中村俊輔#25のフリーキックは真骨頂。


   この辺りまでは横浜が優勢だったが…。結果は夜のスポーツニュースで存分に確認してください。J1はゴールシーンまでしっかりやりますから。
   ただ、横浜の同点ゴールのジャッジはどうだろうか、審判アセッサーの評価を聞いてみたい所である。

   さて試合終了後の「日産スタジアム」はと云えば、相変わらずの激しい雨と、名古屋サポーターの「ピクシー オーレ!」が鳴り止むことはなかった。


   (追伸) 帰り道 靴下一足 買いました。