2011/10/10

四国紀行④ ~松山城散策 編~


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   別名「金亀(きんき)城」と呼ばれ、松山市勝山の山頂、城山公園内に位置する「松山城」に訪れる。

   その石垣の佇まいはあまりにも有名で、一度は訪ねてみたい史跡の一つであった。


   この日、午後5:00過ぎに松山城行きのロープウェイ乗り場に向かうも、最終下りの時間が午後5:30、よって城山公園を降りるときは徒歩となる。

   小説「坊っちゃん」をモチーフにしたと思われる袴姿のガイドさんが、単調な口調で松山城の歴史をナマでアナウンスしてくれる。あまりにも事務的で味気ないと思っていると、あっという間に終点へと到着した。


   少し歩くと、程無く、精密に積み上げられた石垣の向こうに天守閣が見え隠れする。


   筒井門を潜ると、展望台からは、暮れなずむ松山市が一望できる。


   重厚な家紋が染め抜かれたのぼりの延長線上に松山城天守閣が建つ。


   闖入者ちんにゅうしゃの侵入をはばむのは松山城マスコットの「よしあきくん」。


   この時間帯は既に天守閣への入場は出来なかったが、石垣に護られた松山城をひと回りする。


   登った方向とは別の、二之丸方面へと下る。一つのフレームで凝縮した時代の流れ(江戸期の石垣→明治・大正期の瓦斯灯→昭和・平成期の高層ビルと観覧車など)を納めたショットとなった。



   そして、松山城の感想は、城山公園にも設置してあった「俳句ポスト」に一句捻って投函することにした。

   城跡しろあとや ふとかえりみる  ・ ・ ・ ・ ・ 』

                     (読み人知らせず)


2011/10/07

決戦は火曜日!



   以外によく走るベトナム相手に、日本代表はいまひとつ組織的な攻撃が出来ないまま90分間を終えた。 システムの問題なのか、けが人の問題なのか、或いはモティヴェーションの問題なのか。

   勝つには勝ったが、ただ単に、ザックの連勝記録を更新したに過ぎない。いままで控えだった選手が中心のチームになると、まだまだ課題が残る。

   元気な原口元気#21のドリブル突破と、西川周作#12の再三の好セーブは見るべきところがあった。更なる経験を積めば、(きた)る日には代表の中心選手として輝いている事だろう。

   代表戦は一戦一戦が意味のあるものであり、決してテストマッチであってはならない。常に集中力MAXで臨んでほしい。

   何はともあれ、1-0の最小失点差で勝つには勝った…。そして、決戦は火曜日!これこそ待ったなしの真剣勝負となる。あまり情報のないタジキスタンではあるが、すっきり勝って、以降のアウェイ連戦に弾みを付けよう。

   我らの「ジョカトーレ」の更なる進化に期待しよう。本気のゲームを見せてくれ!


2011/10/05

四国紀行③ ~坊っちゃんスタジアム 編~


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   愛媛県松山市に出張する。その合間を縫って「坊っちゃんスタジアム」を訪れる。小雨降る中、役所の担当者に配慮いただき、一人スタジアムの中へ入れていただいた。

   静寂の昼下がり、シーズンオフのスタジアムは、ひっそりと雨にけぶる。どうやら、ファールフィールドはほとんどが人工芝の様である。そして、外野の天然芝は只今熟成中。


   2012年にはNPB(プロ野球)オールスターゲームが予定されるほどの、見事に整備された「ボールパーク」である。


   よーく見ると、スコアボードの表示順がS(ストライク)、B(ボール)の順番のままである。折しも、松山市関連の公共工事の入札で不祥事が発覚し、この手の工事が全てストップしているとか。


   ホームベースを踏むと扉が開く「野球歴史資料館」、ここでは愛媛県内の高校野球の歴史について、熱く熱く展示してある。


   「歴史」に残るこの一戦も、やはり主役は愛媛県勢であった。


   松山市「坊っちゃんスタジアム」は、地方球場の中では秀逸な球場のひとつであった。次は、晴れた日に快音がこだまする熱戦を見たいと思わずにはいられない。

最後は、いつものように初めて訪れた場所のパノラマヴューイングをお届け。



2011/09/24

結末はPK


   9月も最後のホーム戦、今節のマッチアップは愛媛FC。前節に続き四国勢との対戦である。あの大敗した豪雨のポカスタとは対照的な晴天のメモリアル。台風が通過してからは、しのぎやすい気候となった。


   ちょうどこの頃、日本列島上空を通過し、太平洋に落下したというNASAの人工衛星を奇跡的にカメラは捕らえた。
(※もちろん合成です。)

   地主園#35は大学選手権をスルーして、岐阜に残っての先発出場。今日こそ、ホームアドヴァンテージを生かして勝ち点を一つでも積み上げてほしい。


   前半、両チームとも攻め手を欠き、盛り上がる場面のないままスコアレスで折り返す。


   日に日にダンスの腕が上がるミナモ#2012、今シーズン岐阜で絶好調なのは唯一彼だけなのである。


   後半、アディショナルタイムでの佐藤洸一#18がPKを決めるシーン。
しかし、この試合の最も重要なのは同点に追いついてからのFC岐阜の攻撃。実はこの時点から、本当の意味で今日のゲームが始まったと言っても過言ではない。むしろ、ここからどう戦うかが問われている2011シーズンなのかもしれない。


   リザルトは以下の通り。奪い取った勝ち点1なのか、与えられた勝ち点1なのか、神のみぞ知る。


   試合終了後、郵便局方面の駐車場への帰り道、ブルーノ#34とラファエル#3が自転車での帰宅途中に遭遇する。ささやかに声かけしたら、軽く会釈で返してくれた。ユニフォームじゃないと、なかなか声かけしづらいものです。。。


2011/09/19

「窓の外は雨…」


   東京でのパブリック・ヴューイング、今回は「THE FooTNiK 大崎店」に初参戦する。


   54インチのモニターにいきなり映し出されたのは、大雨のポカスタ。今年は台風の当たり年になってしまった。足の遅い台風が各所に大きな影響を与えている。

   そんな中、前半は積極的な攻撃を見せたFC岐阜、野田恭平#1のスーパーセーヴも飛び出し、順調な立ち上がりかと思いきや、水溜りにボールを取られて、フィニッシュに持って行けない。
   そんなFC岐阜を尻目に、徳島は前半終了間際、ロングパス1本で柿谷#13が先制ゴールを決める。


   後半の入りから、ディフェンスの連携がほころび始める。スカパーの解説者が言う所の「守備が崩壊…」、今に始まったことではないのだが。

   菅和範#7の魂の籠ったゴールで1点は返したものの、今日のゲームは殊更ことさら、昇格争いで息切れしていた徳島ヴォルティスに、再浮上のきっかけを与えてしまった、ただそれだけのゲームに過ぎなかったのか。岐阜にとっては、なんとも寂しいゲーム内容であった。

   ゲーム終了の頃には雨は上がった模様だったが、悪天候の中、アウェイに駆けつけたサポーターや、最後まで走りきったイレヴンにはお疲れ様を。そしてこの場に集まった、常連のFC岐阜関東サポーターの方々に、「次こそは」と挨拶して、「THE FooTNiK 大崎店」を後にした。

   リザルトは以下の通り。


   帰り道、地下鉄の駅を出ると、東京地方は雨模様。吹き始めた冷たい風が一層、心にみる。