2011/02/28

2011PSM

   去年の今頃、どこまでも続く長い長い地下通路を歩いていた。時折現れる許多あまたのスポーツ種目レリーフが、目的地までの出口へといざなう。
   瑞穂で行われた2010年プレシーズンマッチ対名古屋戦、黄色地に刻まれた胸スポンサーを掲げる新ユニフォームのデヴューは鮮烈だった。 鉄壁の名古屋のゴールネットを揺さぶる西川優大#16が拳を突き上げる雄姿は、象徴的にFC岐阜2010シーズンの幕開けを告げた。
 

   あれから1年、新装なった「岐阜メモリアルセンター長良川競技場」のこけら落としは、2010ナビスコカップタイトルホルダーのJ1クラブ、ジュビロ磐田を迎えてのプレシーズンマッチでその火蓋を切った…。


   …三流小説っぽいプロローグはこれくらいにして、久々のメモリアルはこんな感じ。


みんな開幕が待ちけれないのか、プレシーズンマッチにも関わらずこの行列。


長良川球場では春の甲子園大会に出場の決まった「大垣日大高校」が熱の入った練習風景を披露。


ピッチの外の主役はこちら。


メモリアルに復活の屋台村。VIGORE(ビゴーレ)のメンバー達だろうか、岐阜へようこそ。


こちらも1年ぶり、サポーター軍団も定位置に復帰。


「オーロラヴィジョン」にゲーム中のリプレイも流される。ナイトゲームだとより鮮明か。


長良川メドウとは較べるべくもないが、改修前に較べてバックスタンドからピッチまでの距離感はさほど相違がないのでは。それでもやはり今年は高性能の双眼鏡を購入したいところ。


今年もこの雰囲気を味わえるのは至極の喜び。


そこで今年のFC岐阜。木村監督の新采配はどこまで機能するか。今日は勝敗にこだわるよりも開幕への準備状況要確認。


立上り、人一倍気合のこもった押谷祐樹#27の勢いなどで決定機を演出するも得点には至らず、この勢いが90分続くわけもなく前半終了時点では形勢逆転。


一時はどうなる事かと思った0-3も後半にはなんとか意地を見せてくれた。


結果2-4なら善しとするには多少楽観的すぎるが、本番は来週から…。
残り1週間、最終チェック項目をクリアしてから木村サッカーをリリースしてもらいたい。

こちらは2つのクラブの狭間で揺れ動く押谷の複雑な背中。


かくして2011PSMのリザルトは以下の通り。
 

期待が膨らむ2011年シーズン、6位以内という高い目標に向かって官民サポ三位一体となって盛り上げて行こう。

最後は恒例の出待ち。メドウ時代より集まるサポーターが多くて、なかなか選手の姿が見えない。その代わり(?)山田強化担当(新任)と服部GMが帰られるところに遭遇。ちゃっかりふたりのサインをいただきました。「今年も共に闘いましょう」と硬い握手を交わして。

2011/02/27

2011ポスター掲示依頼活動


   FC岐阜サポーター有志が企画する、2011シーズン開幕直前のポスター掲示依頼活動に参加させていただいた。「グリーンズ」や、大弾幕を掲げて応援するサポーター軍団には腰が引けてなかなか協力できないので、スポットではあるがこのイベントに参加しようと思い立った。選手がいつも「地域貢献活動」に力を注いでいるので、サポーターとしても「FC岐阜貢献活動」をやらなければと。


   金公園に集合し、柳ヶ瀬界隈の昨年ポスター掲示を依頼した商店さんに新しいポスターに貼り替えさせていただく活動に同行させてもらった。スタジアムでFC岐阜を応援するのとは違う立場で『FC岐阜を宜しくお願いします!』と発していることがとても新鮮である。大変良い経験となった。同行いただいたサポーターの方々に感謝いたします。


   そしてFC岐阜、明日はジュビロ磐田を迎えてのPSM。ここまでどれだけの準備が整っているか見定めることとしよう。J1クラブ相手に内容のいいゲームを行い、次週の開幕戦に繋げてもらいたい。

2011/02/25

ニューカマー参戦


   高知春野キャンプを挟んで久々の生イレブンに会えた。今にも泣き出しそうな空の下で今日は徐々に実践的な連携やポジショニングを確認しながら、熱の入った練習を行っていた。

北西部グラウンドの北側半分はオフェンス陣がクロスからのシュート練習など、そしてこちら側ではディフェンスの連携確認の様子。


   新たに就任したレイナルド(シルバ・ジョゼ・レイナルド・フェルナンデス)コーチ。既に木村監督の傍らで板に付いたコーチングが見て取れる。その経験値が若い選手には貴重な財産として継承されることだろう。


   選手のブログでも紹介された「練習生」だろうか。こうしてピッチにはいくつもの言語が飛び交うことになる。多角的な補強がいつの日か開花してほしいものである。


   ゴベッチコーチのそばにいるのは昨年の岐阜県高等学校サッカーベストイレブンに選ばれたジュニアだそうだ。親に似てなかなかの「イケメン」。もう少し身長が伸びた数年後には、野田キャプテンや村尾の地位を脅かしているのかもしれない。見守るゴベッチのこの表情がたまらなくいい…。


   さていよいよ開幕間近のFC岐阜。ユニフォームスポンサー(「胸」には清流国体PRの掲出となってしまったが「背中」「袖」「パンツ」は開幕から健在)も発表され臨戦態勢を整えてきた。

メディアにも更に露出が増える事だろう。リーグ戦の地元局地上波中継のプログラムも期待したい(今のところ未定)。もちろんホームはスタジアムでの観戦が原則だが「テレビ中継」があると1試合で2度オイシイのだ。

2011/01/31

アジアカップ制覇!




  アジア杯カタール2011で、日本代表は苦しみながらも見事制覇することができた。金色の紙吹雪の舞う中、アジアカップを掲げる選手の姿は出色であった。文字通り楽なゲームは一つもなく、常に一歩間違えれば…の連続で勝ち上がってきた。筆者も戦前、勿論優勝を期待してはいたが、この大会は新監督でのほぼ新チームで臨み、また開催時期を考えると万全のフィジカルコンディションとまでは言えない状態だった。正直な予想では、予選突破は必須として、最低限3位(次回のアジア大会のシード権が得られる)まで行けば善しとしようと思ってしまっていた。選手・監督に大変失礼だったと後悔している。

  この大会を通じて、やはり日本代表の組織で勝てた面に加えて、個の力を発揮して局面が打開できた場面が多かったように思う。欧州のリーグで培った実績のあらわれだろう。予選リーグでの中東勢との難しいアウェイ戦でも、決勝トーナメントの韓国戦・オーストラリア戦のタイプの違うチームにも見事に対応できている。

  本田(圭)#18は相変わらず「持っている」し、ザッケローニ監督も就任後ここまで無敗、「ザックマジック」と称されたり、なにか特別なものを持っていると論評されることだろうと思う。しかし本当にそんな特別なモノがあるのだろうか。それは我々から見て特別でも、彼らにしてみれば、欧州リーグの第一線での経験に裏打ちられた揺るぎない自信と、緻密な計算により勝ち得た至極当然なコトなのかもしれない。「普通」のことを「普段通り」にやることが一番間違いはない。問題はその「普通」を常に高い位置に保っておけるかどうかだ。

  いずれにしても、これで益々今年の代表戦が楽しみである。いよいよ我らが日本代表も「ゾーン」に入ってきたようだ。長谷部#17が言うようにまだアジアレベルの戦い。しかし世界を目指すキャプテンの目は一点の曇りもなかった。更なる我らが「ジョカトーレ」の躍進にこれからも期待しよう。


われわれはドーハをわすれない・・・

2011/01/25

新監督合流


  いつになるかと待ちわびた、木村孝洋新監督がようやくチームに合流された。前の契約(吉備国際大学サッカー部監督)や引き継ぎ作業があり、この1月後半まで新チームへの直接指導ができなかったということは、昨年末の監督交代劇がいかに急転直下だったかが窺える。

  これからは、2月のキャンプを含め、急ピッチでのチーム作りが必要となる。我々サポーターもおそらく選手も、今日1日では木村監督がどのような考え方でチームを作り込み、リーグ戦を戦っていくのか知ることはできないだろうが、詳細な戦術やコンセプト、J2リーグ戦についての監督の考え方は1月30日の記者発表でのコメントを待ちたい。
   遠目からではあるが、センターサークルあたりで全体を見回して各選手に声をかけていた木村新監督、その指導されている様子を見るに、チーム全体が引き締まって見えたのは、この冬空の寒さのせいだけではないだろう。

  それにしても、練習終了後の選手たち、気温2℃(風が吹けば、体感温度はもっと低い!)の中、自分の車の後ろで上半身裸になって着替えなければならない状況はなんとか回避しなければならない。今シーズンも一つ一つより良い方向に改善してもらいたい。