2012/08/06

『HANA-BI』


   アビスパ福岡を迎えた真夏の長良川スタジアム、FC岐阜のホーム戦は最悪の結果に終わった。


   立ち上がりからペースが掴めず、まるで練習でも観ているかのような相手のシュートで失点を重ねる。そして数少ないオフェンスの決定機ではすんでのところで交わされて無得点。俄かに去年の低迷していた時の記憶がフラッシュバックする。

   今日の敗戦の意味は大きいと言わざるを得ない。恐らくクラブの関係者・スタッフが奔走して集客した8,492人の入場者の内、半数は普段あまり観戦にこられない人達だろう。たまたま観戦したゲームが如何にも不甲斐ない内容で負けたのでは、彼らにとって“次”はないかもしれない。残念なことにFC岐阜はこの大切なライト層をリピーター化するチャンスを逃してしまったことになる。

   ただ、これで全てが終わった訳ではないし、辛くも順位は現状を維持した。J2残留のみならず、少しでもFC岐阜のサポーターを増やす為にも選手達の更なる奮起を期待するしかない。もっともっとゴールに向かうアグレッシヴな勇姿を見せてくれ!!

   リザルトは以下の通り。
今日の教訓…「花火は勝った時に打ち上げましょう」




2012/08/05

ロンドンからの風Ⅱ~Theater of Dream~




   8月4日、ロンドン五輪で戦うU-23日本代表の快進撃は続く。スペイン代表に勝利してからのチームの成熟度は目を見張るものがある。各々がそれぞれのすべきことを高いレヴェルで実践し勝利に貢献している。今大会、エジプト戦まで無失点のまま準決勝まで勝ち上がることを誰が予想していただろうか。

   ロンドン五輪は、ここまでいくつかの競技の中で審判の判定に関して、いろいろ問題提議されている。もともとオリンピック競技はアマチュアの大会なので、審判も全てプロフェッショナルと言う分けには行かないのであろうが、それでは済まされない問題となってしまった。
   そんな中、サッカーの審判団については、特に日本代表のゲームに関しては、的確でフラットなレフリングに関心する。それが日本代表の堅実なプレイに優位に働いたのではないかとさえ感じる。

   これで、オリンピック代表は(仮に次に負けることがあっても)ロンドン五輪でのフルマッチである6ゲームを戦うことができる。フットボールウォッチャーとしては何よりもそれが一番…

   と、言いたいところだが今回は違う。なでしこと共にメダルが狙える千載一遇のチャンスである!次(8月7日深夜)のメキシコ戦は日本のサッカーにおける歴史的な一戦となるだろう。是非、最高の準備して臨んでいただきたい。

   遂に「マンチェスター」から「ロンドン」入りするオリンピック代表チーム、そこは彼らにとって、まさに「夢の劇場」である。

   今、ロンドンからの風は嵐となる。ガンバレ!若き日本代表。


2012/07/31

「ブラザーアース」~名古屋プラネタリウム~


   昨年(2011年)3月19日、名古屋市科学館にリニューアルオープンしたプラネタリウムは未だに人気が衰えず、連日の満席状態が続いているようである。

   その人気の理由は内径35メートルと世界一を誇る巨大ドームと、ドイツ製の投影機「ユニバーサリウム9型」による臨場感のある鮮明で細密な投影技術などが高い評価を得ているからであろう。


   この日も9時30分開館の30分前には、既に数十人が行列していたが、平日と言うこともあり何とか一般投影の1回目のチケットを手に入れることができた。
   今月のテーマは「七夕伝説」、夏の星座についてのプログラムである。


   12時40分、背凭せもたれを深く倒すことのできるシートに着くと、投影が始まった。まずは地上から観ることのできる最大限の星空を再現したが、どこかわざとらしさがありつつも、周りからは歓声が上がる程の見事さで、まさしく『満天の星空』であった。

   夏の星座に較べ、冬の星空の方がさらに見栄えがすると云われている。オリオン座の様なメジャーな星座が、観測し易い高度にあることや、他にも明るい星が多く配置されているからであろう。

   今、天文学会の話題の一つがそのオリオン座のα星ベテルギウスの『動向』についてがある。この星はいつ超新星爆発を起こしておかしくない状態にあると言う。極めて近い将来に爆発した後は、文字通り消えてなくなるのである。ただ、天文学的なスケールで言うところの、「今すぐにでも」とは「明日」かもしれないし、「100万年後」かもしれない…。
   不謹慎なたとえをするなら、星の寿命があと「20年から30年」で終わることを予想できる技術があるとすれば、不治の病に伏せた人間の寿命を医師が患者に伝えるとき、「あなたの寿命はあと1分21秒358です。」などと、まるでF1レースの周回ラップのような恐ろしく正確な予想をすることになるかもしれない・・・。

   それはともかく「ガンマ線バースト」と呼ばれるような生物に有害な影響がないのであれば、私たちが生きている間に「超新星爆発」なるものを一度は観測してみたいものである。大袈裟な表現をする科学者は、その時には「もう一つの太陽」ができるのだと言う。
   地球から640光年離れているベテルギウス、既に「超新星爆発」しているかどうかは神のみぞ知るところである。


   そして、プラネタリウムの方は、「七夕」についての伝説や、別の逸話についても説明が続いた。
   次は冬の時期のプログラムを観るべく、リピーターになりたいと思う。


2012/07/24

7/22 大分戦後記


   FC岐阜、大分トリニータとのアウェイ戦は、前節に引き続き2-2のドローで勝ち点「1」を積み上げた。ハイライトはJデビュー戦でゴールを決めた「アブ」こと、アブダ#32である。 これで封印していた練習試合での雄姿を解禁することができる。


   とある練習試合では、むしろ中盤に位置しボールの配給役であったようだ。その時は特筆すべき目立ったプレイは感じ取れなかったが、逆を言えば、既にこのチームに馴染んできていたと言うことかもしれない。

   J'sゴールでの専門家のレビューを見させていただくと、「最後のピースが埋まった…」的な劇的な表現で前途を讃えてくれている。サポーターとしてはそこまで楽天的にはなれないが、確実にチーム状況が改善しつつあることには間違いない。

   さらに、この日(7月23日)には名古屋グランパスより長身のDF新井辰也選手#34がレンタル移籍されてくる発表がなされた。これで、攻守共に新たなオプションができて後半戦に臨んでいただきたい。

   同時に不安要素があるとすれば、アナウンスされたJリーグ後期日程で「長良川球技メドウ」のゲームが増えたことによる集客人数への影響と、「AC長野パルセイロ」が新しいライヴァルとして承認されたこと。少なくとも、現在の順位(19位)を下げる事ができない状況は最後まで続く。


   服部年宏#6のゴールの瞬間、Jリーグ速報サイトの画像を記念に取って置くことにしよう。ギフの心ひとつに。


2012/07/17

『灼熱のタイワン・ナイト』


   4月のアウェイ戦では惜敗したカターレ富山とのホーム戦。夕立ちは免れたが、それだけに更に蒸し暑い長良川競技場。ホーム連戦のFC岐阜、今夜は絶対に勝たなければならない「台湾ナイト!」である。


   「屋台村」では、いつものグランドホテルの『飛騨牛カレー』にプラスして、今日は『めいほうけいちゃん』参百円也。


   前半戦、不用意な失点をするも、終了間際に佐藤洸一#18の執念のゴールで追いつく。そろそろゴール量産体制に入ってほしいところ…。

   ハーフタイム、赤いシューズでお馴染みの中島康平#27、後半の出番を期待しよう。


   そして、勝負の後半開始。
   早々に、アンラッキーなゴールでリードを許してしまう。しかしこの悪い流れを、今日は克服することができたFC岐阜。樋口寛規#10のスーパーゴールで同点にした後は、ギフのペースであった。
   結局はこのまま終了のホイッスルとなり、暑かった台湾ナイトは2-2のドローに終わった。

   試合開始前は、絶対勝たなければならないゲームだったので、やはりホームの引き分けでは悔いが残るが、前向きに考えると2回リードされた劣勢のゲームを総力戦で引き分けにすることができたということだ。
   次は、今日の様なゲームを勝ちに持っていく番だ。

   得点経過の分かるリザルトは以下の通り。


   尚、ちょっと興味の薄れた『TOP OF 北アルプス』の戦績表も最新版に更新した。富山さんの優位は変わらない。

TOP OF NORTH ALPS 戦績表
TONA 岐阜 富山 松本 Pld W D L GF GA GD Pts
岐阜 H 2△2 0●1 3 0 1 2 2 4 -2 1
A 0●1 9/30
富山 H 1○0 8/12 3 2 1 0 6 2 +4 7
A 2△2 3○0
松本 H 9/30 0●3 2 1 0 1 1 3 -2 3
A 1○0 8/12
(2012/7/15現在)


   最後は、大勢集まってくれたカターレ富山サポーターズに感謝。入場者数6,313人に大きく貢献していただいた。