2011/07/09

味スタの空(第1話)

   東京ドームになくて、味の素スタジアムにあるもの…

それは、この「空」。梅雨の明けた関東地方は試合開始前の17:45時点でも日中の暑さが和らぐことがない。


   東京の空から岐阜サポーターまでパンする。


   変則的な専用スタジアム、メインのオーロラヴィジョンは節電の為お休み、サブのスコアボード(アウェイ側)のみの運用。


   さてFC岐阜である。
前節の死闘でようやくにも手にした勝ち点3。東京ヴェルディ、FC東京と続く、この「味スタ」2連戦で更なる積み上げをお願いしたい。どちらも上位強豪クラブであり、勝ち点1でも有難いところ。
   スターティングイレヴンとリザーヴは以下の通り。体調管理が難しい時期だけに前節の疲れが無きように。


   今日はホーム用のユニフォームが許された、ならば気分をホームのつもりで。


   試合開始。

しかし選手の足が重い。マラニョン#11にはいいようにやられている。やはりこのクラスになると、個でも、組織でもちょっと敵わない。

結局、順当(?)に0-3での敗北。ただ、はっきりしておきたいことは、今シーズン3点差は初めてのこと。集中力の欠落を問われても致し方ない。


   走り抜いたFC岐阜、でも勝てない…。


   最後に、アウェイに駆けつけたサポーター各位にお疲れ様を。
   力をひとつに合わせて、来週も此処に集わん。



2011/07/08

東京ドーム参戦

   もう35年前になる。当時は「後楽園球場」と呼ばれ、もちろん屋根もないし、「人工芝」と言う言葉も知らない。修学旅行で東京へ訪れた際に当初の「旅程」にはなかったプロ野球観戦(パ・リーグ戦であったと記憶している)で訪れて以来、悠久の時を超えて「東京ドーム」に参戦する。


   そのころは、今の様に「サッカー」に触れる機会が少なく、当時の20世紀少年はすこぶる「野球少年」であった気がする。


   そんなノスタルジーに浸りながら、7月9日FC岐阜のアウェイ東京ヴェルディ戦の「味の素スタジアム」参戦の為に、東京へ前乗りした流れでNPB「巨人×広島」を観戦した。


   回転扉を抜けると、鼓膜で「ツン」と気圧の変化を感じながら、「金曜日のナイター」でごった返す一塁側上層部の指定席に着く。現時点で「Bクラス」の巨人ではあるが、フランチャイズだけに熱狂的なファンでライトスタンドは満席となる。


   最初に目に飛び込んで来るのは、忘れてはいけない「ミスター」、この位置からずっと巨人を見守っている。


   巨人のスタメン、正直全ての選手に明るい訳ではないが、今日は広島の苦手にしている「マエケン」こと前田健太投手#18攻略に策を講ずるという。


   「ストライク」と「ボール」の表記順が入れ替わったのは今シーズンからだったか。


   「adidas」と「baseball」は今だにしっくりこないのは私だけか。


   ファンなら一度は行ってみたい「マクドナルドエキサイトシート」、チケットは6,500円でヘルメット着用義務が科せられる。


   イニング間のコンコースはこの賑わい。「東京ドーム」は野球ファンのみならず、東京の「観光地」のひとつでもある。


   そして肝心のゲームは、5回まで広島が3点リード。案の定、巨人は「マエケン」を捕らえられない。


   しかし6回裏、巨人は「ビックイニング」を迎える。連打で一気に逆転。スコアボードも3D化、専用メガネで飛び出して見える。(ウソです。)


   それでは、ラミレス#5の今年の登場テーマ曲「フォルテシモ」をどうぞ。



   タオルを回しての応援パフォーマンスはここでも大盛り上がり。


   スタンドでの、もうひとつの主役はこちらの売り子さんたち。それなりに涼しいドームの中で、汗だくになりながら奮闘中!


   結局、9回表を久保投手#11で逃げ切った巨人が5試合ぶりの勝利で連敗街道を脱出した。リザルトは以下の通り。


   最後は「闘魂込めて」を全員合唱。



   めったにない「プロ野球」観戦だったが、ある意味新鮮な驚きや時代の変化を感じながら「東京ドーム」を後にした。



   そして、明日の夜は…


2011/07/07

ありがとう

   地デジカが出迎えてくれた長良川競技場、今節のマッチアップは京都サンガ。
   前節鳥取での勝ち点1がフロックだったのか、復調への序章だったのか、その真価が今日問われる。へヴィーローテーションの日程の中イレヴンの疲労もピークを超えている。


   今や最も近隣のJ2クラブのひとつとなった京都から多くのサポーターが参戦してくれた。お足許の悪い中メモリアルまで駆けつけてくれてありがとう。


   そして今日は、ぎふチャンによるライヴ中継、解説は森山泰行氏と聞く。なぜか最近の肩書は元FC岐阜の選手ではなく、元日本代表が主になっている。


   しかし問題はFC岐阜である。
怪我人続出で満身創痍のチーム状況、極限状態の中、ホームで魂のこもったゲームを見せてくれ!


   戦前、正直勝てるなら今日を逃したら、さらに厳しい状況に追い込まれる気がしていた。そして前半、優勢なのはFC岐阜、いくつかの決定的な場面を演出していた。そんな中、何とはない局面で1失点。またもや不用意なセットプレイ守備での2失点目。このままずるずると…。緊張の糸が切れかける前に、西川#16のクリンシュートがゴールネットを揺らす!!この1点で後半に期待を持たせてのハーフタイム。


   後半の円陣後、波紋が広がるように同心円状にイレブンが散っていく。そして後半6分、佐藤#18のゴールで同点に追いつく。この早い段階で追いつけたのは大きい。今シーズンに決してなかった展開である。


   フリーキックの場面ではレフェリーが9.15m(10yds)離れてスプレーで白い線を引く(南米か!)。


   その後足の止まった京都に対して押せ押せのFC岐阜。しかし最後の決定機で相変わらず勝負ができない。思い切ったプレイに躊躇があるのは低迷チームの宿命か。この試合後で振り返ると、選手交代のタイミングが功を奏したと思われる。


   ロスタイムでの永芳#15のゴールは「誰」が、「誰」の為に決めたゴールだったか。それは選手自身、サポーター、スタッフも含めたFC岐阜全ての関係者に送る値千金のゴールデンゴールとなった。貴重な1点をありがとう。劇的なゴールをありがとう。そしてなりより忘れかけていた勝利の喜びをありがとう。

   リザルトは以下の通り。ヴァーチャルスコアーボードが涙で滲んで良く見えない。


   京都サポーターの方々にも感謝を、お返しに12月3日(12:00キックオフ予定)の最終戦には「西京極」へ参戦することを約束しよう。

2011/06/28

「世界標準」


 

   このところ、世界で活躍する各カテゴリーでの日本代表の話題に事欠かない。

   先週には、苦戦しながらもU-22オリンピック代表が最終予選進出を決めた。今回、余裕で突破できなかったことで、逆に危機感を持って最終予選に臨んでほしい。7月7日のドローでどこのポッドに入るかに目が離せない。
   中東勢複数と同組になるのは必至なので、6月23日アウェイでのクウェート戦はそのシュミレーションとして、実は重要なゲームであったことを忘れてはいけない。

   更にメキシコで開催中のU-17W杯でも、代表チームが予選グループを1位通過で決勝トーナメントに駒を進めている。某BSで3試合の模様をチェックすることが出来たが、フル代表のFIFAランキングを土返しにしたハツラツとしたプレイが新鮮だった。
   もちろんまだまだ粗削りの部分は多いが、この大会でクレジットされた名前がロシア大会あたりの、「本チャン」のW杯でも見られることを期待しよう。

   そしてドイツでは女子W杯が開幕し、なでしこジャパンは6月27日の対ニュージーランド戦で最初の勝ち点3を手にした。押された場面があったが落ち着いて緒戦を飾った。
   なんせ女子はFIFAランキング世界第4位なのだから!
   このなでしこジャパンも、お馴染みの選手から若手の代表まで、メダルを目指していいスタートが切れている。ドイツでのW杯と聞くとあまりいい思い出はないが、この大会で払拭していただけたらと思う。

   最後に我らがFC岐阜について、…
…と、ここで来客あり。

お陰でネガティヴなコメントを残さずに済みましたとさ。


「ガンバレ!若きニッポン」
   そして
「ギザガンバロウ!我らがFC岐阜」


2011/06/23

GO FOR 2012



   5月19日、FC岐阜が長良川競技場でコンサドーレ札幌に惨敗した同じ頃、豊田スタジアムでは若き日本代表が、ロンドン五輪2012の出場をかけて戦っていた。

   失意のうちに競技場を後にして、帰宅後は日本代表応援モードに切り替える。ユニフォームを「緑」から「青」へ。

   両方の試合時間が微妙に重なるので、代表戦の途中経過は入れず、録画中の「BS1」を頭から追っかけ再生する。いわゆる「時間差ライヴ」である。

   時差のある海外での代表戦などはよくこの方法で観戦する。世の中に結果は出ているのだが、それをシャットアウトして帰宅後、「ひとりライヴ中継」でゲームに集中する的な…。

   永井謙佑#11(名古屋)を温存しての3-1はまずまずか、言われているように1失点が惜しまれるところ。次はアウェイ、しかも中東、まずは先制点を取られないよう注意してゲームに臨んでほしい。
(このフレーズはどこのチームにも通用する。)

   この日、岐阜が1-3で負けて、U-22代表が3-1の逆スコアで勝った。しかし当然のごとく、気持ちはプラス・マイナス0にはならなかった。


「ガンバレ!若きニッポン」
   そして
「もっと、もっとガンバロウ!我らがFC岐阜」