2016/08/02

7/31_vs清水 『シン・FCギフ』 ~アウェイ遠征記~


 集中力を欠く緩慢な行動から、酷い骨折をしてしまった。全身麻酔の中、厄介な手術は何とか成功したようで、今、幾つかの金具やワイヤーを複雑に埋め込まれた状態で、社会復帰に向けてリハビリの毎日である。全治には4ヶ月を要すと診断された。

 そんな壮絶な数週間にギフの連敗は6を数え、吉田恵新監督がチームを引き継ぐことになった。この緊急事態にイレヴンを鼓舞すべく、万全ではないコンディションながらもアウェイ清水戦に日本平まで遠征する事とした。

 日本平の中腹から臨む清水港は、夏の穏やかな風景である。惜しむらくは、雲に隠れて「富士山」は現れなかったことである。
 

 一方、アイスタのアウェイ側スタンドには、容赦ない日差しが降り注ぐ時間帯である。
 

 5月、ホームでの清水戦は引き分けで終われたように、ここでも何とか勝ち点1を死守したかった。
 

 西日が雲間に消えて、選手入場。岐阜からは多くのサポーターが駆けつけた。今の状況を黙って見ている訳にはいかない。
 

 吉田采配2試合目のギフ、ホームの清水相手に互角の展開に持ち込む。
 

 前半35分、一瞬のスキを突かれ、鄭大世#9に先制されるまでは、攻守の良いリズムを保つことができたのだが・・・。
 

 後半頭から、吉田監督は2枚替えで攻撃の活性化を図る。更に久しぶりにレオロシャ#10の投入でゴールに迫るが、今日も1点が遠かった。

 鄭大世に2点目をを決められた後も、最後まで気持ちを切らさず諦めないで攻撃を仕掛けるものの、今日も零封されてしまう。
 

 この2試合は、強豪相手に結果は出せなかったが、クラブ関係者の話によれば、吉田体制に替わってから、練習での取り組み、十分な走り込み、そして綿密なミーティングと、明らかに改善が見られるとの事である。今は我慢の時なのか。

 誰もが理解している通り、次のホーム戦が今シーズンの浮沈のカギを握る重要な節目の一戦になるだろう。是が非でも勝ち点3が必要である。吉田監督指揮下、『シン・FCギフ』のこれまでにない魂の奮起に期待したい。




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