2017/07/23

7/22_vs町田 不勝のパスサッカー ~スコアレスで連敗~


 昼間の暑さがそのまま残るホーム長良川、町田ゼルビア戦に参戦。18時のキックオフはピッチ上のイレヴンには、まだ過酷な環境のようである。

 ゲーム前、養老出身の敦士さんが、養老町ホームタウンデーと言う事で応援に駆け付けてくれた。各方面にFC岐阜のPRをしていただけるのは大変有難いことである。
 

 更に今日のガラポン抽選では、初めて銀色の玉を引き当てた!係りのお姉さんが驚いた顔でハンドベルを鳴らしている。景品はOKB様提供のホームメインのペアチケット、一番の景品が当たるのは初めての事で、いい気分で試合開始を待つことができた。
 

 そしてキックオフ、しかしいい事はいつまでも続かない。前半立ち上りこそ、いつものボールポゼッションからチャンスメイクするのだが、中に枚数がなくフィニッシュの形が中々できない状況が続く。

 一瞬のミスでの失点後は守備陣が萎縮し、攻撃への展開にスピード感がでない。
 

 2点ビハインドの後半も、両サイドに開く古橋・大本はそれなりに仕事ができているのだが、ペナルティーエリアへの飛び出しがなく決定機を作れないまま時間だけが過ぎて行く。

 終了間際には庄司が退場となり、後味が悪いままの敗戦となった。2試合連続の無得点での連敗である。
 

 勝ちに恵まれない今年のギフ、シーズン当初はギフのパスサッカーは面白いと注目を集めたのだが(これもDAZNが放送内でパス回数、パス成功率をリアルタイムで表示してくれたおかげ)、今ではいいサッカーをしているのに勝てない事が話題となってしまった。
 
 ギフと対戦した選手は口を揃えて、FC岐阜が今の順位にいるのはおかしいとインタヴューに答えるのだが、現実は現実、紛れもなく18位であり、それ以上でもそれ以下でもない。

 さて、次節もホーム戦、下位に低迷するチームとの対戦だけにしっかり勝ち切って調子を上げていただきた。
 

 今年こそ期待のFC岐阜、J2残留の消極的な目標ではちょっと寂しい。




2017/07/10

7/9_vs京都 『灼熱のシーソーゲーム』 ~11試合ぶりの歓喜~


  梅雨時の蒸し暑さが残る長良川競技場、ホーム京都サンガ戦に参戦。J2後半戦のスタートはまず勝利から。
 

 このところ失点に泣くギフ、今日こそは完封と行きたいところである。今日もビクトルのスーパーセーヴに頼らなくてはならないのか。
 

 高温多湿のピッチの中で体力温存しながらも攻め上がるギフは、前半の内に難波宏明#24のゴールで先制するが、あっという間に逆転されてしまう。千葉戦のデジャヴュのような光景に勝つことの難しさを痛感して前半が終了する。
 

 逆転を願いつつの後半開始、その立ち上がりの大本祐槻#17のゴールでギフは一気に息を吹き返す。その後も足の止まらないギフはホームサポーターの後押しで更に京都ゴールに迫る。

 そして今日一番きれいなゴールが京都のディフェンダーによって京都のゴールを揺らすことになる。パスサッカーからの展開力がこのゴールに繋がった、攻撃のパターンが熟成しつつあるのだろう。
 

 この有難い1点を守り切って、ギフはリーグ戦11試合ぶりに勝利を手にした。仮に今日負けたとしても順位は落ちなかったが、勝っても順位は上がれない、つまりは勝った次のゲームが大事なのである。連勝によって団子状態の中位グループに手が届けば更におもしろい後半戦となるだろう。
 

 みんなが待っていた万歳四唱である。



 そして、天皇杯へ・・・



2017/06/25

6/25_vs千葉 価値喪失の4ゴール


 今夜の主なゲームのリザルトは、
・巨人 4-3 中日
・広島 5-0 阪神
・ソフトバンク 7-6 西武
・日本ハム 0-6 楽天
・岐阜 4-6 千葉
   ・・・・

 まさか今年のギフに限っては、こんな大味な負け方をするとは思ってもみなかったが、長いシーズン何があるかわからない。天皇杯からの疲労が充分に回復していないのか、千葉のクロスに全く対応できなかった。

 せっかくギフのルーキーらが複数得点を上げ、覚醒の兆しが見えてきたというのに、如何にも勿体ない。仮のこの4ゴールが勝利に繋がっていたとしたら、今後したたかに上位が狙えたはずである。

 昨シーズンまでは、このあたりから徐々に下位に沈んでいったが、やはり今年はいつもと違うところを見せてほしい。大木監督がどう立て直しを図ってくるか、その手腕を辛抱強く待つしかない。

 J2リーグもこれからが過酷な後半戦に突入する、この暑い時期をどう乗り切るかにチームの浮沈が掛かっている。更なる若手の奮起に期待しよう。
 




2017/06/23

東北跋渉備忘録 ~2017初夏~


 6月某日、東北地方へ出張する。東京駅からは秋田新幹線『こまち』で宮城県・岩手県を経由して秋田県まで移動。
 

 翌日は羽越本線を特急『いなほ』で南下し、山形県へ。日本海側の海岸線は穏やかな初夏の候。
 

 山形での仕事も済ませて、最終日は山形新幹線『つばさ』に乗車し、福島経由で東京に帰着。
 

 今回の出張では岐阜から東京までの往復距離を合わせると、電車での全行程の移動距離が2,000㎞あまりと今までにない長距離移動となりました。



2017/06/04

6/3_vs山形 一ヶ月の未勝利 ~白熱のニューバランスダービー~


 土曜日のホーム山形戦は岐阜市民総力戦で無料招待、多くの岐阜市民が行列する。入場者1万人にどれだけ上積みできるかが注目である。
 

 絶好の気象条件の中で選手入場、このところ勝ち切れてないギフ、大観衆のホーム戦ですっきり勝ちたいところであった。
  

 ディフェンスラインを変更してきた大木采配、前半は攻守とも理想的な試合運びを見せ、ホームサポーターを魅了する。

 そして前半23分、高い位置でインターセプトに成功した古橋亨梧#11がダイアゴナル・ランでゴール前に切れ込み大本祐槻#17へのラストパス、それを冷静にゴールに流し込んだ大本は、Jリーグ初ゴールである。

 今シーズン多くのゴールゲッターが生まれていることが、ギフの強みの一つでもある。得点力だけ見ればJ2リーグで3位前後に位置する好調ぶりである。
 

 ところが、後半に失速するギフは最近のパターンとなってしまった。相手のフォーメーションチェンジにうまく対応できなかったか、防戦に費やす時間帯が増える。その中での失点シーン、人に付けなくなると、容易に崩されてしまう。

 その後は選手交代で攻撃の活性化を図るが、期待の高かったクリスチャン#9の投入も、前線でのターゲットにはならなかった。ベンチワークが嚙み合わず、またしても惜しいドローゲームで勝点1を積み上げるのみとなった、前半の間に追加点が奪えなかったことが未勝利の要因として大きく圧し掛かる。
 

 ただ、負けていないのも事実、焦ることなく鷹揚(おうよう)として次の一戦に集中していただきたい。先鞭(せんべん)を着ける大木監督の手腕に期待しよう。
 

 今日集まった1万1千人超の観客は、新しいギフのサッカーを確かに堪能できたはずだ、次こそはギフの勝利の瞬間を体感していただきたいものである。