2013/10/28

PKの笛に敗れる!


   長良川競技場のホームvs栃木SC戦は0-1(PK)の悔しい負け方をする。

   そのPK以外は、どっちつかずの攻防を繰り返し、互角のゲーム展開であったろう。


   主審のジャッジにクレームを言っても詮無(せんな)い事ではあるが、一つだけ指摘することが許されるのであれば、後半45分経過後のシーンについて言及しておきたい。

   展開の中で、栃木の選手が足を痛め自陣のペナルティエリアで倒れている。この時ボールを保持し攻撃に入ろうとした美尾#10は、0-1のビハインドでアディショナルタイム残り5分の状況を以ってして全員に攻撃の続行を示唆する。
   しかし、ここで攻め上がるギフを見て、主審が笛でゲームの進行を止める暴挙に出たのである。その後、痛んでいる選手は担架で運び出され、ドロップボールでリスタートとなるが、既に守りを固めた栃木にギフは強襲できない・・・。

   ここで問題なのは、対象の選手が足を痛めて倒れている点である。仮に頭を打っての事であれば選手生命に係わることもあり得るので止むを得ないが、この場面でゲームの流れを止めた主審の見極めは余りにもお粗末と言わざるを得ない。スティッペ#36やバージェ#34が主審に詰め寄るのも当然である。

   現に、担架に乗って痛がっていた選手は、ピッチ外で出た後即座に立上り、右手を上げて主審に戦闘可能をアピールしていたのである。

   もちろん、ピッチ内では命がけでプレイしている選手の身体ケアは最優先されるべきであるが、 このジャッジは、APTの増加を目指したJリーグの理念に逆行しているように思えてならない。




   いずれにしても、負けは負け。いよいよ残留争いは鳥取とのマッチレースとなった。

   次節11月3日、山形(9位)vs岐阜(21位)、岡山(12位)vs鳥取(22位)、もう群馬・富山には手が届かないかもしれないが、それぞれが対戦を残しているだけに鍵を握るクラブであることに変わりはない。



   ガンバレFC岐阜! ギフの力を見せてくれ!。



2013/10/16

妖精の稼業(しごと) ~さだまさしコンサート2013~

 

   昨年に続き2年連続で、今年も『さだまさしコンサート』を観賞する事が出来た。

   10月14日に長良川国際会議場メインホールで行われたさだまさしコンサート2013の、今回のツアータイトルは『天晴~あっぱれ~』で最近発売されたベストアルバムのタイトルでもある。

   この週末はFC岐阜のゲームは無いが(全国的に天皇杯充当日)、ギフのナイトゲーム参戦のと同じタイムスケジュールでメモリアルセンター周辺に車を進める。

   国際会議場エントランスホールには既に大勢の観客が集まっている。言わずもがな、そのオーディエンスの年齢層の高いこと。悲しいかな、(はた)から見れば、自分もその世代に溶け込んでいるのだろう。

   『さだまさしコンサート』は歌そのものより、合間のステージトークがオモシロい事で有名である。今日のトークハイライトは「お伊勢さん」のお話しで、大いに盛り上がった。

   2013年10月、伊勢神宮は20年ぶりの遷宮で話題になっているが、実は我が家でも25年棲み続けたアパートの部屋を、リフォームされた真向かいの部屋に移動させる事になり、その際にもう弾く事もなくなった古いギターを処分するつもりでいた。

   しかし、こうして生でアコースティックギターの弦の音を聞いたりすると、少し考え直そうと思ってしまう。

   さだまさしは近年、ミュージシャンとしてのコンサート活動以外で小説家としての活躍が目覚ましく、その脚本はドラマや映画などの映像媒体に引っ張りだこのようである。
   今後、同氏原作の『サクラサク』や、最近刊行された『風に立つライオン』などが映像化される予定となっている。


   今年も盛り上がったコンサート終演後、ロービーに設けられた震災等の募金受付コーナーの一角に、福島原発事故で避難されておられる方々への支援の募金箱が目に入った。「福島」には浅からぬ縁があるので、幾許(いくばく)かの支援をさせていただき帰りの途に就いた。





2013/10/09

『緑のヤマが揺れる』


   10月6日、長良川競技場のホームvs松本山雅FC戦は1-2で惜敗する。

   前半、松本の攻撃を上手く押えていただけに、後半の立て続けの失点が悔やまれる。


   ギフは、組織的な攻撃の松本山雅イレブンに敗れ、統率の取れた応援の松本山雅サポーターにも差を見せつけられた。1日に2敗した気分である。


   辛うじて、下位の鳥取の敗戦で、21位はキープできたが、直上(ちょくじょう)の群馬には水をあけられる結果となる。

   次節から、厳しい3連戦が続く不利な状況と、対象チームより残りが1試合多い有利な条件を、如何にクリアして勝ち点を積み上げることができるか、J2残留に向けた最大の正念場である。


   残り7試合のカウントダウン、JFLの動向も気にしながら、余談を許さない日々が続く・・・。




   今回のYouTube動画は3本立て。
   ① Jリーグ屈指のスタジアムグルメ、緑のサポーターで賑わう屋台村の風景。



   ② スタメンを発表するオーロラヴィジョン、シーズン開幕当時とは大きく異なるメンバーとなった。



   ③ 「選手入場」そして、一矢報いる「バージェ#34のゴール!」。





   ガンバレFC岐阜! ギフの力を見せてくれ!。



2013/09/30

「ゲームのない週末は、」


   ゲームのない週末は、練習見学に限る。

   2週間、公式戦の間隔が開いてしまうFC岐阜、この間に有意義なスキルアップを図るべくいくつかの練習試合が行われた。


   まずは、9月23日に岐阜県フットボールセンター(新天然芝ピッチ)で行われたvs静岡大学、サッカーの名門大学相手に3-0で勝利する。


   ここ岐阜県フットボールセンターは、照明設備・クラブハウス等を完備した人工芝のサッカー練習施設としてオープンしたが、この日、道路を挟んだ反対側に「天然芝」のピッチが整備され使用が再開された。

   激しい接触プレイでの転倒で怪我をしてしまう可能性の高いプロの練習では、本来「天然芝」が有用である。今後、この場所を使用する際は、練習メニューに合わせて、有効に使い分けしたいところだ。


   そして、9月28日の練習試合vsレイジェンド滋賀FCは2-2、9月29日のvs清水エスパルスも2-2と、勝ちきれないまでもオフェンス面では成果が上がっているのだろうと思いたい。

   また、この間に行われたJ2リーグ戦では、鳥取・群馬共に敗戦となった。このアドヴァンテージを良い方向に捉え、J2残留のモチヴェーションに繋げて頂きたい。


   今回の1分間動画は、固定カメラによる練習試合の模様。(得点シーン有り。)






   こうして、次の週末が楽しみになる。この感覚はいつ以来のことだろうか。


   ガンバレFC岐阜! ギフの力を見せてくれ。



2013/09/22

「浅中ニテ、斯ク闘エリ。」


   浅中がFC岐阜にとって「聖地」と呼ばれていたことを知る者は今や数少ない。

   クラブ創生期の社会人リーグ時代は長良川球技メドウと合わせて頻繁に使用していたが、J昇格後は競技場規格を満たさず、公式戦で使われなくなって久しい。

   また、このことが現在の西濃地域在住のサッカーファンの微妙なスタンスに現れていたのかもしれない。

   こんな曖昧なサポート体制を払拭すべく、全県での支援体制で始まった2013シーズンの新たな試みとして岐阜市以外でのJリーグ公式戦開催が初めて実現した。

   6年ぶりの「聖地浅中」での試合は、選りに選ってJ残留に大きく影響する目下の所の最大のライヴァルであるガイナーレ鳥取との雌雄を決する大一番となった。
   前節に引き続き、必ず勝たなければならない一戦である。

   そんな決戦に今回は参戦することが叶わなかったので、某大はフォトライブラリーの中から、せめて前回「浅中」に参戦した時の、少し荒い画質の写真を掲載しよう。 
 
(2007年11月3日撮影)

   この開催が成功裏に終われば、次は中濃地域、そして飛騨地域での公式戦開催を模索することとなるだろう。 しかし、()れも()れも飽くまでJ残留有りきである。


   さて最下位脱出を目論むFC岐阜である。
樋口#27の出場停止は痛いが、最近調子を上げてきたFW陣の有機的な選手起用で勝ち点3を狙う。
服部キャプテン#6も、美尾#10もガイナーレ戦では黙っていない。今日、勝つ事で残留への道が見えて来る!

   そして、運命のキックオフ・・・
 


   果たして、FC岐阜は手傷を負いながらも、宿敵鳥取を下し、見事に最下位を脱出した!!

   ここに来ての「浅中」開催が、ギフに幸運を(もたら)したと言えよう。いよいよ「浅中公園陸上競技場」についても、スマート・ベニュー化が必要である。

   もちろん選手の奮闘を讃えなければならない。特筆すべきは2得点のスティッぺ#36である。貪欲に狙った2点目があってこその勝ち点3である。

   前節のバージェ#34に続く、FW陣の決勝点で連勝は、J2残留に向けて大きな弾みとなる。

   次節、2週間後のホーム松本戦では更なる進化を期待しよう。


   ガンバレFC岐阜! ギフの力を見せてくれ。