2011/07/07

ありがとう

   地デジカが出迎えてくれた長良川競技場、今節のマッチアップは京都サンガ。
   前節鳥取での勝ち点1がフロックだったのか、復調への序章だったのか、その真価が今日問われる。へヴィーローテーションの日程の中イレヴンの疲労もピークを超えている。


   今や最も近隣のJ2クラブのひとつとなった京都から多くのサポーターが参戦してくれた。お足許の悪い中メモリアルまで駆けつけてくれてありがとう。


   そして今日は、ぎふチャンによるライヴ中継、解説は森山泰行氏と聞く。なぜか最近の肩書は元FC岐阜の選手ではなく、元日本代表が主になっている。


   しかし問題はFC岐阜である。
怪我人続出で満身創痍のチーム状況、極限状態の中、ホームで魂のこもったゲームを見せてくれ!


   戦前、正直勝てるなら今日を逃したら、さらに厳しい状況に追い込まれる気がしていた。そして前半、優勢なのはFC岐阜、いくつかの決定的な場面を演出していた。そんな中、何とはない局面で1失点。またもや不用意なセットプレイ守備での2失点目。このままずるずると…。緊張の糸が切れかける前に、西川#16のクリンシュートがゴールネットを揺らす!!この1点で後半に期待を持たせてのハーフタイム。


   後半の円陣後、波紋が広がるように同心円状にイレブンが散っていく。そして後半6分、佐藤#18のゴールで同点に追いつく。この早い段階で追いつけたのは大きい。今シーズンに決してなかった展開である。


   フリーキックの場面ではレフェリーが9.15m(10yds)離れてスプレーで白い線を引く(南米か!)。


   その後足の止まった京都に対して押せ押せのFC岐阜。しかし最後の決定機で相変わらず勝負ができない。思い切ったプレイに躊躇があるのは低迷チームの宿命か。この試合後で振り返ると、選手交代のタイミングが功を奏したと思われる。


   ロスタイムでの永芳#15のゴールは「誰」が、「誰」の為に決めたゴールだったか。それは選手自身、サポーター、スタッフも含めたFC岐阜全ての関係者に送る値千金のゴールデンゴールとなった。貴重な1点をありがとう。劇的なゴールをありがとう。そしてなりより忘れかけていた勝利の喜びをありがとう。

   リザルトは以下の通り。ヴァーチャルスコアーボードが涙で滲んで良く見えない。


   京都サポーターの方々にも感謝を、お返しに12月3日(12:00キックオフ予定)の最終戦には「西京極」へ参戦することを約束しよう。

2011/06/28

「世界標準」


 

   このところ、世界で活躍する各カテゴリーでの日本代表の話題に事欠かない。

   先週には、苦戦しながらもU-22オリンピック代表が最終予選進出を決めた。今回、余裕で突破できなかったことで、逆に危機感を持って最終予選に臨んでほしい。7月7日のドローでどこのポッドに入るかに目が離せない。
   中東勢複数と同組になるのは必至なので、6月23日アウェイでのクウェート戦はそのシュミレーションとして、実は重要なゲームであったことを忘れてはいけない。

   更にメキシコで開催中のU-17W杯でも、代表チームが予選グループを1位通過で決勝トーナメントに駒を進めている。某BSで3試合の模様をチェックすることが出来たが、フル代表のFIFAランキングを土返しにしたハツラツとしたプレイが新鮮だった。
   もちろんまだまだ粗削りの部分は多いが、この大会でクレジットされた名前がロシア大会あたりの、「本チャン」のW杯でも見られることを期待しよう。

   そしてドイツでは女子W杯が開幕し、なでしこジャパンは6月27日の対ニュージーランド戦で最初の勝ち点3を手にした。押された場面があったが落ち着いて緒戦を飾った。
   なんせ女子はFIFAランキング世界第4位なのだから!
   このなでしこジャパンも、お馴染みの選手から若手の代表まで、メダルを目指していいスタートが切れている。ドイツでのW杯と聞くとあまりいい思い出はないが、この大会で払拭していただけたらと思う。

   最後に我らがFC岐阜について、…
…と、ここで来客あり。

お陰でネガティヴなコメントを残さずに済みましたとさ。


「ガンバレ!若きニッポン」
   そして
「ギザガンバロウ!我らがFC岐阜」


2011/06/23

GO FOR 2012



   5月19日、FC岐阜が長良川競技場でコンサドーレ札幌に惨敗した同じ頃、豊田スタジアムでは若き日本代表が、ロンドン五輪2012の出場をかけて戦っていた。

   失意のうちに競技場を後にして、帰宅後は日本代表応援モードに切り替える。ユニフォームを「緑」から「青」へ。

   両方の試合時間が微妙に重なるので、代表戦の途中経過は入れず、録画中の「BS1」を頭から追っかけ再生する。いわゆる「時間差ライヴ」である。

   時差のある海外での代表戦などはよくこの方法で観戦する。世の中に結果は出ているのだが、それをシャットアウトして帰宅後、「ひとりライヴ中継」でゲームに集中する的な…。

   永井謙佑#11(名古屋)を温存しての3-1はまずまずか、言われているように1失点が惜しまれるところ。次はアウェイ、しかも中東、まずは先制点を取られないよう注意してゲームに臨んでほしい。
(このフレーズはどこのチームにも通用する。)

   この日、岐阜が1-3で負けて、U-22代表が3-1の逆スコアで勝った。しかし当然のごとく、気持ちはプラス・マイナス0にはならなかった。


「ガンバレ!若きニッポン」
   そして
「もっと、もっとガンバロウ!我らがFC岐阜」


2011/06/20

日曜日の憂鬱

   今日こそは、今日こそはと祈りながらまた週末を迎えた。日曜日のナイトゲーム、今節のマッチアップはコンサドーレ札幌。
   あれはもう一昨年おととしになるのか、花火大会の夜にどうにかメモリアルまで辿りついて観戦した対札幌戦。花火をバックに最高のロケーションで完敗してしまった強烈な印象が未だに残っている。


   そんなことを思い出させてしまうのはこのところの不調FC岐阜。トップ、中盤に新しい選手を先発させるも、ディフェンスはいじることができない。

   そして、キックオフ…。


前半 2分 0-1

前半34分 0-2※オウンゴール

前半39分 0-3

後半30分 1-3※PK

淡々とゲームが始まり、フラストレーションだけを残してゲームが終わる。


試合終了後、バモスゾーンの時間が止まった。サポーター座して動かず。


   ここまで来れば、もはや我々外野が騒いでどうにかなるレベルを通り過ぎた感がする。プロのゲームとして見るに堪えられないと言わざるを得ない、FC岐阜は勝ち方だけでなく、「負け方」さえも忘れてしまったのか!

   アマチュア時代からFC岐阜を追い続けて、いつもゲームがあるたびごとに一喜一憂させてくれた。もちろん順風満帆ばかりではなかったが、週末が楽しみだった。そんな感動を届けてくれたFC岐阜は、正に「日曜日よりの使者」でいてくれたと思う。
   しかし今は、そんな週末を楽しむことができない期間が続く。なんとかならないものかと嘆くばかり。

   多少、感傷的になってしまったがリザルトは以下の通り。


気分転換にYouTubeの「日曜日のよりの使者」にUp-Linkしました。
(ちょっと刺激的な動画をチョイス。)

2011/06/14

映画「さや侍」



   6月13日、FC岐阜が千葉戦に敗れた翌日、自身の仕事がOFFだがトップチームの練習もOFFなので、通常料金より800円OFFの、月曜メンズデイのシネマコンプレックスに行く。

   観賞した映画は「さや侍」、ダウンタウンの松本人志監督の最新作。氏にとっての第3作目となる。意見は分かれるところだが前2作に較べてみると、一番「映画」らしい映画に仕上がっていると思う。映画撮影での「セオリー」や「お約束」を忠実に守っているなど、「松本人志」らしくないと言われればそうなのかもしれない。
   逆の言い方をすれば、こんな引き出しもあったのかと感心する。監督の「今」の状況が如実に反映した作品と言えるかもしれない。おそらく5年前でも、5年後でも、このテイストの作品は成立しなかったであろう。
   そういう背景を考えずに「普通の映画」?としてみれば、普通に面白いお勧めの映画の一本である。

   「引き出し」が多いことはどの世界でも大切で、あるサッカークラブはその引き出しが少ない為に低迷していたりする…。精神論だけでなく、戦術・戦略の構築も重要であろう。

   そして次に観たい映画は、川島眞也選手#5のブログでもふれられている「SUPER 8/スーパーエイト」(J.J.エイブラムス監督)、S・スピルバーグのファンは必見となるエンターテインメント作品。この映画が公開される頃(6/24)には、FC岐阜に次の1勝が届けられていることを祈りたい。

   最後は「さや侍」のネタバレ情報をひとつ。
エンディングロールにはこんな人のクレジットも。

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