さらに、勝ち点1は繰り返される。ホーム徳島戦は、試合開始ギリギリからの参戦。スターティングメンバ―の顔ぶれに少し驚かされる。前半は究極の守備陣形を敷くようだ。
この陣形で、無失点の時間帯をなるべく長く保ち、後半に勝負を掛ける、ギフに今できる最善のセオリーとなりつつある。
一進一退でゲームは進行するものの、またお決まりの様に、放り込まれたクロスボールに対して、人に付けず、前半で失点を喫すことになる。分かっているのに出来ない、そんなもどかしさを感じる。
そして後半からは、エヴァンドロ#9、レオナルドロシャ#10、レオミネイロ#33を立て続けに投入する。節を追うごとに熟成が増しているこの攻撃陣で、足の重くなった徳島のディフェンス陣の裏をとる場面を幾度となく演出する。
そして、後半の22分、エヴァの絶妙なスルーパスに抜け出したレオミが体を張って、同点ゴールを引き寄せる。その後もこの連携は繰り返されるが、今度はレオミからのリターンパスに反応するエヴァのシュートは惜しくも相手GKに阻まれてしまう。
あと1点がものに出来ないギフは、3試合連続のドローゲームに終わる。順位変わらずの20位ではあるが、下位との僅差はそのままである。水を空けるには一気に勝ち点3が必要となる。
今日の状況を、いかに勝ちパターンに持っていけるかが、次の課題である。次のアウェイ山形戦に吉田監督の更なる秘策はあるのだろうか。長い一週間を待つことになる。
最後は、レオミネイロのゴールにもう一度感謝である!