周知の通り、2019年に開催される
ラグビーワールドカップ、そして2020年の
東京オリンピック・パラリンピック開催を前に「
国立霞ヶ丘競技場」が生まれ変わる。
現在、5月31日の最終イヴェントまでの間、『SAYONARA国立競技場プロジェクト』の一環として、スタジアムツアーが企画されている。
5月3日、FC岐阜が東京V戦で国立競技場に乗り込む事前視察として、このツアーに参加させていただいた。
ゴールデンウィークの真っ只中、最後の国立へと多くのツアー客が集った。
まずは、世界陸上についての説明から始まる。最近の若者たちに、カール・ルイスと言われてもピンと来ないらしい。
そしていよいよ、メインスタンドから競技場内に侵入。東京Vvs岐阜に向けて、最高の芝が準備万端で整備されている。
触ってみた・・・。
ゴールキーパーからの目線はこうなる。
聖地の12番ゲートはこの位置。
一足先にギフが使用するであろうロッカールームの下見である。建物内部の施設についてもやはり老朽化は否めない。
さて、これが噂のトラック内側に設置されている地下通路への入口である。現実的にはあまり使われることのなかった、トイレ設備等に繋がっているという。
次は、一旦マラソンゲートから外に出て、バックススタンドへと進行する。
メインスタンドの向こうには、天候が回復した蒼空のもと、新宿副都心の超高層ビル群が広がる。
最上段に登り、聖火台とヒコーキ雲の構図。
振り返ると、東京スカイツリーとヒコー船の構図。
こうして、ツアー担当者のわかりやすい説明を聞きながら、約90分の国立競技場スタジアムツアーが終了する。観客席にほとんど屋根が無く、時代に取り残された感のある「聖地国立」であるが、最後の最後まで最高の持て成しで私たちを迎えてくれていた。
ギフにとっての国立ラストマッチはいよいよ5月3日である。ラモス監督にとっては、日本人としての故郷である、東京ヴェルディ(←ヴェルディ川崎←読売クラブ)との因縁の対戦となる。是非とも最高の結果を消えゆく国立競技場と私たちの記憶に刻んでいただきたい。
ツアー終了後には「
秩父宮記念スポーツ博物館」の見学に廻る。
国体のコーナーではミナモ(本業の方)のバッチを発見した。
感想ノートの片隅に、“2014年5月3日FC岐阜、聖地国立にて初勝利!”と、未来予想図を秘かに残して参りました。
SAYONARA国立競技場、こうしてまた一つの時代が終わってゆく。
そしてこの日、もう一つ自分にとってはささやかな楽しみだった事が終了されてしまった。世の中、そう甘くは無いということである。
最後に、ペレ入りました!