2020/12/21

12/20_vsG大阪U23 J3完敗

 
 2020年のJ3リーグ戦が全日程を終え、FC岐阜は1年でのJ2復帰は叶わなかった。

 最終節まで昇格のチャンスがあったかに見えるが、結局の最終順位は6位。あと一歩及ばなかったとは言い難い順位である。

 ここから上位の2チームが抜けたとしても、ギフより勝点を上回ったチームが3チームあると言う現実、決して惜しかったで済ます事は出来ない。

 この危機感を共有して、来シーズンのチーム編成に着手しなければ、やがてギフはジリ貧になってしまうかもしれない。


 長良川競技場でのホームゲームに於いて、数々の趣向を凝らした地域密着型のイヴェント運営はJリーグ屈指と目され、この困難なコロナ禍でも、他クラブを圧倒する集客能力を発揮させる事が出来た。ここでは間違いなくギフはJ3ナンバー1である。

 そしてもちろんこのノウハウは維持しつつも、次は本業のフットボールで結果を残してJ3ナンバー1になっていただきたい。この両翼が機能した時こそ、初めてギフのボールパークが完璧な完成品として高く評価されるだろう。


 2021シーズンのJ3リーグは28試合(?)だとすると、あっと言う間。この短期決戦を全力で勝ち抜き、そしてみんなでJ2に戻ろうよ。

 FC岐阜2020最終戦績はコチラ


 何かと大変な1年だったが、来年は少しでも良いことがありますように。


2020/12/13

12/13_vs長野 『以って瞑すべし』 ~Ah, J3 again~

 

 2020年J3リーグ、FC岐阜は残念ながら1年でのJ2復帰は成らなかった。ギフだけでは無いのだが、この困難なシーズンの中で懸命に闘った選手には心からの感謝の意を表したい。

   全身全霊を尽くしてなお成し得なかったのであれば、以ってめいすべしである。

 もちろん最終節のガンバ大阪U-23戦は1点でも多くの得点で勝利する事が最後のミッションではあるが、それ以上に重要な事は、2021年3月14日に開幕するJ3の新シーズンに向けて万全の準備に取り掛かる事である。

 都合の良い解釈が許されるのであれば、15チーム(2020年12月現在)で開催されるであろう2021年度のJ3リーグの方が、勝ち上り易しと考えるのはどうだろう。

 油断は禁物だが、支援が継続される中で十分な補強を施し、今年のチームを更に底上げする事が出来れば、来年こそがJ2昇格のラストチャンスと捉えて、全勢力を注いで取り組む事が肝要であろう。

 安閑あんかんとしていられない、もう2021シーズンは始まっている!!

 頑張れ! FC岐阜!!

-last five games result-  
2020J3#29_岐阜 2-1 藤枝 
2020J3#30_讃岐 0-1 岐阜 
2020J3#31_岐阜 0-2 鳥取 
2020J3#32_岐阜 1-0 八戸 
2020J3#33_長野 0-0 岐阜 

  -the final games-  
2020/12/20_G大23 vs 岐阜

#闘う集団

#ICHIGAN


2020/12/10

12/9_vs八戸 幸せを運ぶISS ~ホーム最終戦を飾る~

 
 2020年、小惑星探査機『はやぶさ2』がカプセルを届ける為に地球に帰還したあの冬の日、FC岐阜はJ3リーグホーム最終戦を闘う。

 その日の夕刻、国際宇宙ステーション『ISS』が日本の近畿地方上空を通過すると聞いた。このメモリアルでも観測可能な位置関係にある。

黄昏れメモリアル

 そして夕方の5時57分頃、西の空から南東方向に移動する『ISS』が、サンサンデッキの照明の光にかき消される事無く、肉眼でも観測する事が出来た。

 その明るさはマイナス2等星をほこり、天空に輝く火星のそばとゆっくりと通過し、金華山の南の稜線へと翔んで行った。

 SONYのミラーレスでシャッタースピードを遅くして、僅かだが『ISS』の軌跡の撮影に成功した。

ISSの翔んだ日

 ちまたでは『ISS』が見れた人には幸運が訪れると言う。そしてこれからが、ホームヴァンラーレ八戸戦のキックオフである。

     //

 さて、前節の敗戦で色を失ったギフは、J2昇格にもう負けは許されない。但し、残り3試合を全勝したからと言って、必ずしも昇格が叶う訳でもない。難しい闘いを強いられているのだが、まずは今日の一戦、勝ってホーム最終戦を締めくくりたい所である。

岐阜 vs 八戸

 トリプルジーの第3期メンバーにとっても最後のホーム戦、困難な時代になってしまったが、1年間ほんとうにお疲れ様でした。

GGG2020

 前節の轍を踏まない様、今日はこのスターティングメンバーで勝点3を奪取する。無失点での複数得点、このゲームのタスクは明確である。

ST XI

 前半開始から積極的に攻め込むギフは、21分の2度目のCKのチャンスでこぼれ球を川西翔太#10が豪快に叩き込む。

CKのチャンス

 あたかも前節のPK失敗の鬱憤うっぷんを晴らすかの様でもあった。

川西の10点目

 昇格を考えると得失点差も気になる所で、1点でも多く得点したいのだが、今は勝点3が重要と見た仲田監督は、守備に厚くする策に出て、最後まで虎の子の1点を守り切る事が出来た。

岐阜 1-0 八戸

 今節は長野・相模原も共に1-0で勝利した為、状況の変化は無かった。それはつまり、ギフの昇格がより厳しくなった事を意味する。ただ、ギフは残り二つを勝つ事だけに全力を注ぐのみ。それで昇格できないのであれば、きっぱりと諦めて、忌憚きたんなく来シーズンの準備へと切り替えていただきたい。

 ※

 その後の寒い中での『2020サンクスセレモニー』は選手の体調を考慮して短時間で納めていただきたい。

 特筆すべきは、日本特殊陶業さまのスポンサード継続と、藤澤オーナーの更なる支援が受けられる事、こんな時代につくづく有難い限りである。

 仲田監督にはまだ2試合を闘い抜く使命が残されている、アウェイの地で最高の采配をお願いしたい。

仲田監督の挨拶
 
 コロナ禍の中、無事ホーム最終戦まで終える事が出来た全ての関係者に感謝である。

ホーム有終の美



  後は、昇格できるかどうか…

-last five games result-  
2020J3#28_岐阜 3-0 C大23
2020J3#29_岐阜 2-1 藤枝 
2020J3#30_讃岐 0-1 岐阜 
2020J3#31_岐阜 0-2 鳥取 
2020J3#32_岐阜 1-0 八戸 

  -next two games going-  
2020/12/13_長野 vs 岐阜 
2020/12/20_G大23 vs 岐阜

#闘う集団

#ICHIGAN




2020/12/05

12/5_vs鳥取 ホーム陥落 ~10番の悲劇~


 運命の12月が始まった初冬のホーム長良川競技場、ガイナーレ鳥取戦に参戦。そこには悲しい結末が待っていた。

岐阜 vs 鳥取

  負けが許されない状況は選手誰しもが承知しているはずだが、今日は前半の入りから守勢に回る展開で、なぜかギフの覇気が感じられない。

 そうこうしている内に失点を許すのだが、川西翔太#10のもぎ取ったPKで振り出しに戻せるはずだった。

ギフの10番

 鳥取に対して、いかにも準備不足だったギフは、まだ盛り返す時間が充分あったにもかかわらず、このPK失敗の落胆を最後まで引きずる形で終了のホイッスルを聞く。

 ここに来ての勝点0、絶望的となった昇格にサポーターは悲嘆に暮れる。唯一残された希望、ギフの浮沈は明日の「八戸 vs 相模原」「YS横浜 vs 長野」の結果によってほぼ決まってしまうだろう。

 どうか…どうかギフにとって良い知らせが届く事を祈らずにはいられない。

岐阜 0-2 鳥取

 アルゼンチンには偉大な10番がいたが、ギフの10番は紛れもなく我らが川西翔太である。

 今年は何度となく助けて貰ったギフの10番だったが、今日は敗戦の場内一周後、メインスタンドへの挨拶で一人ずっと頭を下げて、悔しさを噛みしめている姿が印象的だった。

-last five games result-  
2020J3#27_秋田 1-0 岐阜 
2020J3#28_岐阜 3-0 C大23
2020J3#29_岐阜 2-1 藤枝 
2020J3#30_讃岐 0-1 岐阜 
2020J3#31_岐阜 0-2 鳥取 

  -next three games going-  
2020/12/9  _岐阜 vs 八戸 
2020/12/13_長野 vs 岐阜 
2020/12/20_G大23 vs 岐阜

#闘う集団

#ICHIGAN




2020/11/30

ヴィアティン三重観戦記 since2020 ~三重のJ昇格を賭けて~

 
 FC岐阜がJ2昇格を賭けた死闘を繰り広げている最中、三重県ではヴィアティン三重がJ3昇格を果たす為のJFL最終戦に立ち向かっていた。

 半ば常連である家族に誘われて、そのヴィアティン三重の重要なゲームを初めて観戦すべく、東員町の『朝日ガスエナジー東員スタジアム』に参戦する。


 ヴィアティンには元FC岐阜の戦士が在籍している、現在の勇姿を確認するのも楽しみの一つである。


 スタジアムに先着すると、まずはヴィアティンの「屋台村」を探索して、いくつかのメニューをピックアップする。どれも大変美味しく頂きました。


 13時キックオフまでしばらく時間があるので、スタジアムに併設した中部公園を散策する。「パークゴルフ」等の施設があり、町民の憩いの場となっているようす。


 ヴィアティン三重のマスコットキャラクターは『ヴィアくん』、ソーシャルディスタンスをとって写真撮影に応じていただいた。


 さてメインスタジアム内の席は、長良川球技メドウを広くした感じで、ヴィアティンカラーのオレンジが各所に配色されている。ヴィアティンの為にコーディネートされていて、あたかも専用スタジアムさながらである。残念ながら、県営の「長良川競技場」ではここまでできないだろう。


 そしてキックオフが迫る、何年かぶりのJFLの試合観戦である、しばしギフのJFL時代を懐かしむ。


 ヴィアティンのサポーターの応援スタイルは、事前に録音されたチャントの歌声と生の太鼓の組み合わせ。始めはJFLでは『声出し』が解禁なの?と、いぶかしむほどだったが、慣れてくれば、テンポの良い応援にメインスタンドの観客も一緒にリズムを刻む様子だった。


 さて、試合内容については多くを語れないが、やや押し気味のヴィアティンだったが、後半もその終盤に対戦相手カツオのエンブレムでお馴染みの高知ユナイテッドSCに得点を許し惜しくも敗戦となった。J3昇格が絶たれたヴィアティンイレヴンがその場に崩れ落ちる姿が痛々しい。


 施設面ではまだまだ充分とは言えないかもしれないが、隣県として来シーズンこそ悲願のJ3昇格の夢が叶うようにと願う。もちろんその時点でギフはそこにいない(?)ので当面の対戦は無いはずなのだが。

 ただ、他人事ながら三重にはもう一つJリーグを目指すチームが並立しているようで、力を合わせてJリーグに上がれるように上手く調整が付かなかったのか、或いは切磋琢磨してより強いチームをJリーグに上げようとの算段なのか、色々と思いを巡らせながら東員町を後にする。


  頑張れ!ヴィアティン三重!