降りやまない雨の中、ホーム愛媛戦に参戦。メインスタンドの大屋根の下には多くのサポーターが集まった。
愛媛FCに移籍した深谷友基#22、ギフへの思い入れは残したままである。
今日は、『緑のサイリウム』を振って、ギフの勝利を引き寄せる。
今節はバランスのとれたスタメンで勝ち点3を狙いに行く。今日勝てなければ、いよいよ後が無い。
前半立ち上がりから、ゲームは大きく動く。相手CKからの失点や直後のレッドカードで、雨のメモリアルは不穏な空気に包まれる。
一人多いギフは、後半に底力を見せた。ポジション取りを重視した阿部正紀#2の動きが功を奏し、左サイドからのセンターリングのこぼれ球をジャストミートし同点ゴールのネットを揺らす。
その後はボールを支配しながらも追加点が上げられなかったが、アディショナルタイムに入ってからのラストチャンスのコーナーキックで、レオナルドロシャ#10のインスイングのボールが、キーパーのグローブを掠(かす)めて直接ゴールに吸い込まれる。
最近のサッカーゲームを観戦している中で、コーナーキックを直接ゴールするシーンを久々に見た気がする。やはり、ラモス前監督も認めた背番号10は只者(ただもの)ではなかった。
勝利を確信したベンチは歓喜に踊る!
こうしてギフは、実に半年ぶりのホーム戦の勝利を飾る。
度重なる『1-1』の既視感(デジャヴュ)を払拭し、漸くにして待ち望んだ結果を招来することができた。
突如、勢いを増した豪雨の中、『FCギフコール』はいつもでも続く。
この結果、順位そのままの20位ではあるが、下のチームとの勝ち点差を広げることができ、19位の讃岐の尻尾を掴むことができた。この勢いのまま、次のアウェイ山口に乗り込んで行こう。
最後は欣喜雀躍のイレヴン、何度でも繰り返し見たいシーンである。
-追伸-
翌9月19日は、大垣浅中公園球技場にて、大阪産業大学との練習試合が行われた。昨夜のスターティングメンバ―以外の選手がほぼ全員ゲームに出場する。1-0で試合終了の後、時間を掛けたミーティング・反省会・意見交換・・・が更に45分ハーフで続いた。今迄になかったチームの結束を重要視する一場面である。ここからは全スタッフ一丸となって、J2残留を勝ち取らなければならない。