2015/06/22

6/21_vs磐田 『アウェイ磐田で逆転劇場』


 FC岐阜のアウェイ磐田戦、ヤマハスタジアムに参戦。オレンターノツアーバスで磐田入りした時の雨は上がり、ゲーム開始の時点では青空へと変わる。
 

 初参戦のヤマハスタジアムだったが、アウェイ2階席には多くのギフサポーターが駆け付ける。相手サポーターの挑発に乗って下らないいざこざを起こさぬ様、ゲームに集中して盛り上がろう。

 ところが、前半開始早々の失点、その後落ち着きかけたゲーム展開の中での2失点目、ジュビロは横綱相撲で今日もゲームを支配したかに見えた。
 

 そこに油断があったのか、ギフは数少ないチャンスで前半の間に1点を返す。レオミネイロ#33のシュートを高木和道#3が絶妙にコースを変えてゴールネットを揺らした。いい形で後半に期待を繋ぐ。

 そして後半、怒涛の攻撃を仕掛ける磐田に対し、ハードワークで守備を固めると、浮足立った磐田は拙攻を繰り返すのみとなった。

 そんな中、カウンターパスを受けたレオミが持ち上がりゴール前に蹴り込むと、相手DFを完全に抜き去った難波宏明#24が鮮やかにゴールに流し込む。電光石火の同点ゴールである。

 難波にとって今シーズン10点目となるこの見事な同点ゴールも序章に過ぎず、劇的な逆転ゴールはその10分後に待っていた。高地→レオミ→難波のゴールデントリオが繋いだゴールで磐田サポーターを沈黙させる。
 

 残り15分、パワープレイで襲いかかる磐田の攻撃を必死で守り抜いたギフは終了のホイッスルを聞いて全員がピッチに倒れ込む、誰もが欲しかったアウェイでの勝ち点3は確実にチームを流れを変えてくれることだろう。


 今シーズンのベストゲームの帰り道、来年もここに戻ってこられるだろうか。今節の結果、ジュビロ磐田は3位に後退し、ギフの難波は11得点でJ2得点ランキング単独トップとなった。
 

 次節のホーム群馬戦、値千金の勝ち点3を持って凱旋するFC岐阜の連勝劇場に乞うご期待である。

 今回の動画は、イレヴン&ラモスの万歳四唱をお届けします。







2015/06/18

ギフの『トゥモローランド』


 FC岐阜の公開練習、北西部運動公園に参戦。
 

 梅雨の晴れ間が覗くこの日は午前中から気温が上昇、厳しい環境での練習開始である。
 

 休み明けの練習は、ランニングとフィジカルトレーニングから始まる。
 

 これから真夏に掛けて暑熱対策をしながら、密度の濃い練習を積み重ねて、順位上昇に繋げなければならない。

 そんな体調管理には不可欠な施設、ギフの長年の課題であった『クラブハウス』の整備が、まずは土地の造成工事から始まっている。その後のクラブハウス建設の主体工事は、2016年1月25日に完成予定で進められる。
 

 この事業はあくまでも岐阜市の公共事業であり、「(仮称)岐阜市スポーツ交流施設」として建設されるものである為、その規模や概算の建設費用などは岐阜市のWEBサイトに入札情報として公表されている。
 

 名目上は、このスポーツ施設の一部をFC岐阜がクラブハウスとして使わせていただく、と言うスタンスである。
 いずれにしても、多方面からの支援の中で『FC岐阜』が存続していることを忘れてはならない。



2015/06/01

5/31_vs水戸 先制点護れず ~即失点の宿痾~


  FC岐阜ホーム戦、長良川競技場でのプレイヴェントには枚挙に暇が無い。
 この様な地道な活動がいずれ、新規ファン・サポーターの獲得と、固定客増加に繋がっていくのだろう。
 

 今節の対戦は順位が一つ下の水戸ホーリーホック、敗戦はすなわち順位逆転を意味する。
 

 ギフは、阿部正紀#2とヘニキ#15が復帰し、難波宏明#24もスターティングメンバーに名を連ねる。

 前半、相手陣内に攻め込むギフは、度重なるコーナーキックのチャンスに難波が頭で合わせて早々に先制する。
 しかしその刹那、意味不明のファール判定で水戸にフリーキックが与えられる。水戸の舟谷圭祐#10の蹴るボールの弾道は、初先発のGK常澤聡#22の足元をすり抜け、あっけなくゴールに吸い込まれる。

 先制後、わずか2分後の失点である。何度も繰り返されるFC岐阜の悪癖と言わざるを得ない。
 

 後半、互いのカウンター攻撃は不発に終わり、このままタイムアップを迎える。今日も悔しいドローゲームで勝ち点1のみを積み上げ、19位をキープである。


 こうして一時代を築いた日本代表のレジェンド二人は痛み分けで勝負を終えた。
 

 司令塔として好調をキープする高地系治#6、次は得点シーンを見せてくれ。
 

 これ以降さらに強豪との対戦が続くギフ、勝てる時には確実に勝ち点3が欲しかった。
 




2015/05/25

5/24_vs大宮 『アルディージャに花束を』

 
 FC岐阜のホーム長良川競技場、第15節ナイトゲーム大宮戦に参戦。
 

 ヘニキ#15、阿部正紀#2らを出場停止で欠く厳しい布陣で強豪大宮に対峙する。
 

 そんな中、ロドリゴ#7とレオミネイロ#33のツートップは新しい化学反応を見せてくれるだろうか。
 

 前半立ち上がりは何とかゲームを作れたが、徐々に押し込まれる中で、最終防衛ラインが突破されると堰を切ったように失点を重ねる。度し難い守備のミスによる失点には言葉もない。

 痺れを切らしたラモス監督は、選手を呼び付けての指示に余念がない。監督のジレンマが見てとれる。
 

 深谷キャプテンの足の状態が良くないのはかなり心配である。恐らくは全力疾走も儘ならないのだろう。
 それを見越してか、ラモスは背番号40のルーキーをピッチに送り出す采配をとる。

 終わってみれば0-5の大敗、ポストの助けられた強烈なシュートを含めると、大宮サポーターからすれば、後3点くらい損をした感覚なのだろう。
 

 このゲーム、簡単に勝ち切れない事は想定の範囲内ではあったが、この点差は想定の範囲を遥かに逸脱する厳しい結果である。

 さらにギフは、大宮に首位奪取と言う、またと無い花束をプレゼントしてお帰りいただく事にもなった。

 どうやら来年は、岐阜に遠征するつもりは無い様である。(そう言われながら、いつまでもJ2に居座っているクラブをいくつか知ってはいるのだが。)
 

 しかし、翌週もホーム戦が続く、次節水戸戦に何とか結果を出して、今夜の大敗を帳消しにしていただきたい。



2015/05/11

5/10_vs愛媛 Happy Birthday with Blessing Goals.

 
 少し肌寒いナイトゲームとなったホーム愛媛戦、長良川競技場に参戦。愛媛から駆け付けた「一平くん」は、ギフ色の緑の肌から脱皮して青色で登場。
 

 この時間になっても、まだ北西からの風が強く、ゲームに少なからず影響を与えそうである。
 

 再び最下位に転落したギフ、誕生日を迎えた恩田社長の為にも、もちろんファン、サポーターの為にも、何より自分たちの為に是が非でも勝利が欲しいところである。

 そのゴールは、久々の先発となった難波宏明#24から始まった。
 

 電光石火のゴールは、前節ヒーローになり損ねたレオミネイロ#33に続く。高地系治#6からの絶妙なラストパスを落ち着いてゴールに流し込む。
 

 ペースを握った前半に較べ、後半に入って愛媛の細かいパス回しに翻弄されるギフは、またしても相手のセットプレイから1点を献上する。

 しかし、その後は長い長いアディショナルタイムを凌ぎ切って、見事に勝ち点3を手中に収める。
 

 貴重なホームでの万歳四唱である。
 

 最近、頻繁にバックスタンドのサポーターまで挨拶にこられるラモス監督、この勝利はさぞかしホッとされた事だろう。次は1週間の間隔が空くので、充分な準備と体制の立て直しができる事だろう。

 最下位を脱し、次は降格圏内から少しでも上に這い上がらなければならない。選手全体のフィジカルをケアしつつ着実に上を目指して貰いたい。