岐阜市民になって久しいが、他の多くに岐阜市民がそうであるように、本格的に「鵜飼い見物」をしたことがない。岐阜市と言えば「鵜飼い」と「FC岐阜(こちらは希望的観測)」が連想されるほど、他所では有名であるのだから、当の岐阜市民が見たことがないでは示しがつかない。
そんな中、この度幸運にもその機会に恵まれたので、初めて「長良川鵜飼い」の屋形船に乗ることができた。
夕刻、長良川左岸の船着き場に集合する。
岐阜市では、市内の全小学校の児童に「鵜飼い」を見学させているようで、この日も某小学校の団体が訪れていた。
宮内庁式部職である鵜匠の方の説明もそこそこに屋形船に乗り込む。
今日の観覧船「長良丸」の船頭さんは女性の方で、しかも立ち姿がちょっとカッコイイ。
この角度からみる「鵜飼い大橋」、言われてみれば、吊り橋のロープは、鵜匠が「鵜」を操る紐のようである。
御上りさんよろしくブログの定番である、料理の写真がこちら。
そして、いい頃会いに日が暮れた午後7:30、3発の花火を合図に「鵜飼い」が始まる。またこの合図のによって、河畔のホテルや旅館はネオンや照明を消す、申し合わせができていると言う。
長良川競技場でのFC岐阜ナイトゲームで、この時間帯にいつも花火が上がっていたのは、これだったのだと改めて気が付く。
「篝火」の明るさだけで動きのある被写体を撮影するには、まだカメラの性能を充分発揮できる技術がないので、きれいは写真は残せなかった。
それでも、屋形船と並走して行われる鵜飼漁は、篝火の松明の熱を伝わるほどに間近で見させていただいた。
その後、「総がらみ」と呼ばれる6隻の鵜舟が鮎を浅瀬に追い込み、鵜飼いはクライマックスを迎える。
そして、午後8:30頃には貸切船「長良丸」は船着き場へと帰ってくる。
先人が詠んだように、始めは大変面白かった鵜飼い見物も、岸にたどり着く頃には少し物悲しい気分になる、そんな情緒のあるひと時を過ごすことができた。
これからは、
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