2017/04/09

4/8_vs水戸 ギフの瑞相 ~ホームで開眼~


 待っていたのは雨予報の週末、ホーム水戸戦、長良川競技場に参戦。監督自らが排水作業のローラーを押してピッチの整備に当たる。ギフのパスサッカーを具現化するには、雨の長良川は軟弱すぎるようだ。
 

 前半、その雨の泥濘(ぬかるみ)に阻まれ、ギフのパスが回らず今までの様なポゼッションが影を潜める。何とか水戸の裏への抜け出しに辛抱強く対応し0-0で折り返す。
 

 後半、天候の回復に伴い主導権を引き寄せたギフは、立て続けに2ゴールを奪う事ができた。バイタルエリアでの攻撃のヴァリエーションがいよいよ機能しはじめる。古橋#11のJ初ゴールは自信に繋がる事だろう。

 2点リードした事により、仮に偶然のバッティングで出血したとしても深傷(ふかで)を負う事無く、冷静に勝ち切ることができた。リザルトは2-1、今シーズンのホーム初勝利による連勝は暫定順位をいっきに引き上げる。
 

 新たなサッカースタイルのFC岐阜、注目されながらも中々結果が伴わなかったが、いよいよ数字がついてきた。これからも楽しみなギフに乾杯である。
 



2017/04/01

4/1_vs町田 初勝利に安堵 ~渾身の零封~


 クラブに動揺が拡がる中、何としても勝利が欲しいFC岐阜はアウェイ町田戦に臨む。

 立ち上がりは町田の寄せに封じ込められたが、徐々にギフスタイルのパスサッカーが本領を発揮してゴールに迫る場面を構築する。

 幾つかのビクトル#25の好セーヴに、難波#24のヘッドが報いる。今シーズン、負けた時も勝つ時も総じて1点差、ギフのサッカーが面白いと云われる所以である。

 愁眉(しゅうび)を開く大木監督、やっと一つの答えが出た事で、さぞかし安堵されたことだろう。

 玄人が憧憬(どうけい)するギフのサッカースタイルを、今後もブレることなく貫いていただきたい。



 FCGIFUTVのダイジェスト映像へのリンクはこちらから。




2017/03/21

3/19_vs横浜 ホーム連敗に杞憂 〜カズ来ずとも1万人超~


 ホーム横浜FC戦は、前半に先制したにもかかわらず、悔しい逆転負けに終わった。終盤の攻め込まなければならない場面、パスは回せるのだが、その後の展開に進展が見られず、前節の松本山雅戦からの積み上げが感じられないままゲームセットとなった。勝ち星の無いままのホーム連敗である。
 

 今はまだ、パスを繋ぐことが精一杯でフィニッシュへの型が確立していないように見受けられる。つまり、早く次の段階にシフトしないと勝ちが見えてこないのだ。自陣でのパス回しの危うさだけが際立つ現在の状況は、早く打破しなくてはならない。

 次節からはアウェイ連戦、何とか勝ちに繋げるために、固く閉ざされた相手のディフェンスラインに食い込めるような、新たな攻撃スタイルの展開に期待しよう。
 

 ところで、我が家では毎日が、セント・パトリック・デーである。今日は緑色のネクタイ着用で出勤することにしよう。
 




2017/03/14

3/12_vs松本 未完のパスサッカー ~EPSON EPSON EPSON~

 
 EPSONユニがあれ程までに来岐していただいたにも係わらず、入場者数が1万人の大台を越えなかった事は実に残念である。
 

 我々サポーターは「今年のギフは面白い、見応えがある・・・」と思っても、まだまだ常連では無いライト層のファンには浸透していないようだ。一人でも多くの来場者を加算する。その為にも、今日の松本山雅戦はホーム初勝利が是が非でも欲しかった所であった。

 今日は高山市ホームタウンデー、入場時のお出迎えのキャラクターは、左から『高根こん太』、誕生時に筆者も名前を応募したが残念ながら採用されなかった。次が『さるぼぼ』、言わずと知れた飛騨高山の最もメジャーなキャラクターである。そして右が『ひだくろ』、映画「君の名は。」に出演し、一躍有名となった飛騨牛PRのキャラクターだ。
 

 大勢の松本山雅サポーターが集結、必然的に屋台村は緑一色である。
 

 そして試合開始・・・
前半10分で一時中断、この日差しの下ではユニフォームのカラーが識別しにくい模様、試合前に分かりそうな気もするが、真剣勝負に水を差す一場面である。ただ、アウェイユニホームに中間色のグレーをチョイスするのは如何なものかと。
 

 結局、ギフが後半からアウェイの白色のユニフォームに変更する。何ともアンバランスは取り合わせである。
 

 この中断直後にギフが失点したことも含め、後味の悪いゲームになってしまった。

 今日のギフのサッカー、パスは繋がり遜色なくボールを支配してるかのように見えるが、守備を固める後半の山雅に対して中々シュートまで持って行けない。
 どうやってフィニッシュまで持って行くか、流動的なオフェンスが次の課題である。
 

 悔しやの残る山田#22と難波#24、劣勢の流れの中、突破口を切り開くことが出来ずに終わってしまった。
 

 次節もホーム戦、渇望される勝利、早く勝点3が欲しい所である。






2017/03/06

3/4_vs名古屋 Down With Grampus!! ~豊スタ奮闘記~


 打倒!名古屋を掲げ、豊田スタジアムに参戦。オレンターノツアーを初めとするツアーバスは8台を連ねるなど、注目度の高さが伺える。
 

 オレンターノツアーの特典として、キックオフ前のピッチレヴェルに降り立つことができた。散水後の芝は春の日差しを浴びて輝いて見える。この日の一戦の為に丹精込めて整備されている。
 

 準備万端の練習風景、気負う事無くゲームに臨んで欲しい。
 

 そして選手入場、ダービー戦らしい雰囲気が出てきた。
 

 名古屋のコレオは秀逸、さすがはJ1級のクラブ、オリジナル10恐るべしである。
 

 さて、アウェイ初戦のFC岐阜である、ストッキングだけがアウェイカラーのユニフォーム、集中力を高めてのキックオフとなる。
 

 前半のギフはいい形でゲームに入る、前節の山口戦後半を彷彿とさせるパス回しでボールの支配率を上げる。ホーム名古屋はシュートチャンスすら作れない様子で前半終了。0-0は想定内であり、相手が名古屋となれば上出来であろう。

 劇的な場面は後半34分に訪れる、名古屋に押されながらもワンチャンスを生かした田中パウロ淳一#7が切れ込みゴールネットを揺らす。楢崎#1の左手を掠めての先制点に、ギフサポーターは歓喜の渦である。
 

 結局この先制点を守りきる事は出来なかったが、アウェイでの名古屋戦は何とか勝点1を得る事ができた。やはり終了間際の名古屋の盛り返しは侮れない。
 

 こうして名岐ダービー ~木曽川の合戦~ 第1戦『矢作川ラウンド』は痛み分けに終わったが、ギフはほぼ満足の行く出来だったと思う。
 ただ、前節に続くドローでは勝点が2のみで現在15位の順位、やはり次節は勝ちの結果が欲しいところである。

 パスサッカーが鮮明に打ち出された今年のFC岐阜、高揚感を持ってスタジアムに足を運ぶ事が出来そうだ。次節からのホーム連戦に更なる期待が高まる。