2011/01/18

2011年始動

   今シーズン最高の積雪の為、FC岐阜の始動が1日遅れのスタートとなった。新監督が不在であることを除けば、昨年来のコーチ陣と、新加入を含めた「27人」の選手が順調に「岐阜アリーナ」での室内練習に臨んだ。


   午前中の軽いランニングに加え、午後連ではボール(まだ、SPEEDCELL「スピードセル」ではない模様)を使って、その感覚を確かめながらのシュート練習を行った。選手間はいつものように和気あいあいな部分と、厳しい部分としっかり声が出して連携を確認していた。概ね2時間位の練習初日となった。

   練習終了後、菅キャプテンを始め、三田光選手#20やエフライン リンタロウ選手、ラファエル・カエタノ・デ・アルメイダ選手#3らの新加入選手の声かけ。ゴベッチコーチに至っては「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。」・・・さながら、お得意先の新年あいさつ回りの様相で、思わず胸ポケットの名刺入れを弄ってしまった。

   「FC岐阜」は電光石火の監督交代により、今シーズンも予期せぬゼロからのスタートになってしまうが、新たな戦略で今年はまずJ1昇格への基礎固めを期待したい。J2リーグの開幕カードもアナウンスされ、いよいよ始まる2011年シーズン。潜在能力を秘めた若いイレブンから今年も目が離せない。

2011/01/09

日本代表2011




   ザッケローニ監督が指揮する日本代表がいよいよ公式戦を迎える。年末年始のあわただしい中、選手はコンディション管理に気を使うことだろう…。と、思ったが、各メディアの予想フォーメーションを見ると、実に海外組が多いことが分かる。昨年のW杯以降、予見した通り海外移籍のニュースが堰を切ったようにマスコミを賑わした。

   ここ数年の日本代表の課題の一つに代表戦日程に於ける、いわゆる「国内組」と「海外組」の融合がしばしば取りざたされてきた。しかし、いままでは「国内組」の中へいかに「海外組」の数選手をバランス良く入れ込むかが監督の手腕の見せ所であった。今回、むしろ逆の現象で、ほぼ「海外組」の中に「国内組」を数人を、となってきている。

   今後これが2011年以降の日本代表メンバー編成のスタンダードになるだろう。もっとも、これはFIFAランキング上位の国では、至極常識的なことであり、日本代表が、いよいよその入口に立てたということなのかもしれない。我々が日本代表を応援し始めた頃に夢見ていた状況が結実といえるが、さらに「世界基準」に近づくためには、日本代表の地政学的リスク(列強国との時差や、国内リーグの日程等)をいかに緩和するかが求められる。

   こう考えると、冒頭の年末年始のコンディション管理云々は、すこぶる日本人的な発想であり、「海外組」(そろそろこの呼び方も間尺に合わない?)にとっては、より複雑が情況を克服して代表戦に集結しなければならない時代が到来した。
   常に進化を続ける『SAMURAI BLUE』から、今年も目が離せない。