2020年、小惑星探査機『はやぶさ2』がカプセルを届ける為に地球に帰還したあの冬の日、FC岐阜はJ3リーグホーム最終戦を闘う。
その日の夕刻、国際宇宙ステーション『ISS』が日本の近畿地方上空を通過すると聞いた。このメモリアルでも観測可能な位置関係にある。
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黄昏れメモリアル |
そして夕方の5時57分頃、西の空から南東方向に移動する『ISS』が、サンサンデッキの照明の光にかき消される事無く、肉眼でも観測する事が出来た。
その明るさはマイナス2等星をほこり、天空に輝く火星のそばとゆっくりと通過し、金華山の南の稜線へと翔んで行った。
SONYのミラーレスでシャッタースピードを遅くして、僅かだが『ISS』の軌跡の撮影に成功した。
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ISSの翔んだ日 |
巷では『ISS』が見れた人には幸運が訪れると言う。そしてこれからが、ホームヴァンラーレ八戸戦のキックオフである。
さて、前節の敗戦で色を失ったギフは、J2昇格にもう負けは許されない。但し、残り3試合を全勝したからと言って、必ずしも昇格が叶う訳でもない。難しい闘いを強いられているのだが、まずは今日の一戦、勝ってホーム最終戦を締めくくりたい所である。
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岐阜 vs 八戸 |
トリプルジーの第3期メンバーにとっても最後のホーム戦、困難な時代になってしまったが、1年間ほんとうにお疲れ様でした。
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GGG2020 |
前節の轍を踏まない様、今日はこのスターティングメンバーで勝点3を奪取する。無失点での複数得点、このゲームのタスクは明確である。
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ST XI |
前半開始から積極的に攻め込むギフは、21分の2度目のCKのチャンスでこぼれ球を川西翔太#10が豪快に叩き込む。
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CKのチャンス |
あたかも前節のPK失敗の
鬱憤を晴らすかの様でもあった。
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川西の10点目 |
昇格を考えると得失点差も気になる所で、1点でも多く得点したいのだが、今は勝点3が重要と見た仲田監督は、守備に厚くする策に出て、最後まで虎の子の1点を守り切る事が出来た。
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岐阜 1-0 八戸 |
今節は長野・相模原も共に1-0で勝利した為、状況の変化は無かった。それはつまり、ギフの昇格がより厳しくなった事を意味する。ただ、ギフは残り二つを勝つ事だけに全力を注ぐのみ。それで昇格できないのであれば、きっぱりと諦めて、
忌憚なく来シーズンの準備へと切り替えていただきたい。
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その後の寒い中での『2020サンクスセレモニー』は選手の体調を考慮して短時間で納めていただきたい。
特筆すべきは、日本特殊陶業さまのスポンサード継続と、藤澤オーナーの更なる支援が受けられる事、こんな時代につくづく有難い限りである。
仲田監督にはまだ2試合を闘い抜く使命が残されている、アウェイの地で最高の采配をお願いしたい。
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仲田監督の挨拶 |
コロナ禍の中、無事ホーム最終戦まで終える事が出来た全ての関係者に感謝である。
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ホーム有終の美 |
後は、昇格できるかどうか…
-last five games result-
2020J3#28_岐阜 3-0 C大23
2020J3#29_岐阜 2-1 藤枝
2020J3#30_讃岐 0-1 岐阜
2020J3#31_岐阜 0-2 鳥取
2020J3#32_岐阜 1-0 八戸
-next two games going-
2020/12/13_長野 vs 岐阜
2020/12/20_G大23 vs 岐阜
#闘う集団