連勝中のFC岐阜、今節は水戸ホーリーホックとホーム戦、桜の咲き始めた長良川競技場に参戦する。
サッカー観戦には絶好のコンディション、風が吹くとやや肌寒いが、ピッチレヴェルの選手たちには最高のパフォーマンスが期待できる時期である。
プレイヴェントを周って、今日はホームタウンデーの『美濃加茂やきそば』をおいしくいただいた。
さて、開幕から4節が終了して2勝2敗と立て直してきたFC岐阜、このいい流れを継続すべくスターティングイレヴンはセオリー通りに前節を踏襲する。
前半、幾分水戸が押し込む形でゲームが進行する、初めて笛を吹く主審は実直かつシビアに、手を使った選手同士の攻防をファールで止める。始めはそれがギフに不利に働いたようで、瀧谷亮#36にとっては窮屈な展開に追いやられた。結果、ボール保持率では水戸に軍配が上がるが、ディフェンスの意識に重点を置くギフの脅威には成り得なかった。
そして前半終了間際に、そのレフリーのジャッジメントがギフに味方したのか、ペナルティーエリアに蹴り込まれた水野泰輔#28のセンターリングをレオミネイロ#33がオーバーヘッドシュートに体制を傾(かし)いた時、水戸のDF植田龍仁朗#5の手が掛かって倒したとしてPKの判定となった。水戸にとっては厳しいジャッジではあるが、連勝中のギフには運も味方してくれるようになった。
試合後のインタヴューでみんなで勝ち取ったPKであると語ったレオミは、ゴール中央に豪快に蹴り込み、2試合連続となる待望の先制点をもぎ取る。
後半、懸念材料は、ディフェンスのアンカーとして存在感を示す田森大己#15が負傷によってアイソレーション化し途中退場となってしまったが、次節まで影響する程の怪我の状況なのか心配である。
そして残り時間を10人で守り切ったギフは、見事に『勝った!!』。
こうしてギフは3連勝で、順位を8位まで上げる、プレイオフ圏内にもうすぐ手が届く所まで来たという事は望外の喜びである。この流れを切らさずに次のアウェイの連戦でも着実に勝ち点を重ねていただきたい。
今回の1分間動画は勝利インタヴュー後のレオミと、高木義成#21二人での万歳四唱のシーンをお届けする。尚、個人によるJリーグの試合中の映像を、無断でウェブ上へアップロードすることは禁止となっています。