2013/08/04

東北ニ、夏ハ来ヌ。


   東北地方も梅雨明けとなった8月、ようやく夏の日差しが覗く。

   以前、FC岐阜のホーム戦で頂いた、ファンクラブの缶バッチに付属されていた「南相馬ファクトリー」の向日葵の種、実は出張先に持ってきていて、職場近くの某所に播種(はしゅ)していた。

   それが見事に発芽したのが下の写真。内心、こういうのは上手くいかないパターンだと思っていただけに、ささやかな驚きと思いがけない喜びであった。


   何の因果か、ギフからフクシマに里帰りした向日葵の小さな種は、芽吹き、やがて大輪の花を咲かせることになるだろう。しかし、もうその姿を見届けることが出来ないかもしれない。



   冷夏が心配される今年の夏は、福島特産の桃にも少なからず影響があると言う。日照量が少ないと糖度が落ちるようである。

   この地方で収穫される桃は完熟の柔かいイメージと言うよりも、硬めでむしろ歯ごたえがある品種が一般的であると聞く。


   こうして、この地方にも暑い夏がやって来た。

   東北の長い長い日々はもう少しだけ続く。



       「東北跋渉記」 続く►►►



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