2013/02/02

今、東北へ行くということ。(序)


   2013年1月某日。東京駅の東北新幹線ホームに立っている。今回の出張では「やまびこ号」に乗って初めて福島県を訪れる。


   関東以北は殆ど行ったことはないが、先の震災以降、何らかの形で東北地方へ行く機会を作るべきではと感じていた。

   例えばFC岐阜の東北地方クラブとのアウェイ戦遠征もその一つの選択肢であったが、先んじてこの機会が与えられた。


   今日の「福島駅」は何年ぶりかの大雪。我々岐阜の人間でも、東北は雪国のイメージがあるが、それは(むし)ろ日本海側が中心で、ここ福島市は年に数回降雪はある程度で、積雪数センチになることは滅多にないとのことだ。

   この地域は東北の入り口であり、どちらかと言えば「北関東」エリアと言えなくもない・・・。とは、地元の人の弁である。


   「3.11」、とりわけ津波の被害が甚大となった太平洋側の「浜通り」(地元の人は単に“ハマ”と呼ぶ)に較べて内陸部の「中通り」に位置する福島市内は、「国道4号線」を流すタクシーから見る限り既に震災の影響を見かけることはない。((もっと)も、折からの雪にかき消されているだけかもしれないのだが。)


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   そして、この日奥羽山脈を越えた「会津地方」は更なる豪雪に見舞われたようである。福島県も岐阜県の様に取分け面積の広い都道府県の一つである。


   数時間の滞在後、交通機関が雪に閉ざされる前に東京へと戻り、乗り慣れた(?)「東海道新幹線」で、岐阜には遅い帰宅となった。

   雪解けの頃、春にはまた訪れることになるかもしれない。


   「今、東北へ行くということ。」 続く►►►



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