2012/02/23

ロンドンからの風



   2月22日のU-23マレーシア代表との1戦で、日本代表は初めて自分たちの意図するサッカーを完遂することができたと思う。
   最終予選ホーム緒戦のマレーシア戦(2-0)も、先日のアウェイでのシリア戦(1-2)も、決して全力を出し切れなかったわけではないが、結局は昨夜のゲームのように追い込まれた状態にならないと本気の闘争心が発揮できない。
   逆を言えば、不定期に招集され、慣れない環境で戦うことが宿命の代表チームを統率し、最高のパフォーマンスを持続することが、如何に難しいかを物語っていると言える。

   「4-0」の結果を枕元に置き、朝目覚めて「バーレーン2-1シリア」のリザルトに歓喜する。選択肢としては当然あり得るのだが、どこかのメディアに煽られすぎて忘れかけていた展開である。ホームのバーレーンはまだ死んでいなかったと言うことだ。充分グループ2位(プレイオフに進出できる)を狙える位置に付けた。

   このバーレーンと最終戦(3月14日:国立)を戦うことになる日本代表、しっかりと準備して、このゲームは何をしなければいけないのか、何をしてはいけないのか、冷静な判断で迎え撃ってほしい。

   最終戦は、同時キックオフ、国立での試合開始が19:20(予定)と言うことは、シリアホームは12:20のキックオフとなる。少しでもアドバンテージ(追い風)となればいいが…。※但し、それとは別にシリアの政治情勢は同情せざるを得ない。

   今、ロンドンからの風を、少しだけ感じた。


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