打倒!名古屋を掲げ、豊田スタジアムに参戦。オレンターノツアーを初めとするツアーバスは8台を連ねるなど、注目度の高さが伺える。
オレンターノツアーの特典として、キックオフ前のピッチレヴェルに降り立つことができた。散水後の芝は春の日差しを浴びて輝いて見える。この日の一戦の為に丹精込めて整備されている。
準備万端の練習風景、気負う事無くゲームに臨んで欲しい。
そして選手入場、ダービー戦らしい雰囲気が出てきた。
名古屋のコレオは秀逸、さすがはJ1級のクラブ、オリジナル10恐るべしである。
さて、アウェイ初戦のFC岐阜である、ストッキングだけがアウェイカラーのユニフォーム、集中力を高めてのキックオフとなる。
前半のギフはいい形でゲームに入る、前節の山口戦後半を彷彿とさせるパス回しでボールの支配率を上げる。ホーム名古屋はシュートチャンスすら作れない様子で前半終了。0-0は想定内であり、相手が名古屋となれば上出来であろう。
劇的な場面は後半34分に訪れる、名古屋に押されながらもワンチャンスを生かした田中パウロ淳一#7が切れ込みゴールネットを揺らす。楢崎#1の左手を掠めての先制点に、ギフサポーターは歓喜の渦である。
結局この先制点を守りきる事は出来なかったが、アウェイでの名古屋戦は何とか勝点1を得る事ができた。やはり終了間際の名古屋の盛り返しは侮れない。
こうして名岐ダービー ~木曽川の合戦~ 第1戦『矢作川ラウンド』は痛み分けに終わったが、ギフはほぼ満足の行く出来だったと思う。
ただ、前節に続くドローでは勝点が2のみで現在15位の順位、やはり次節は勝ちの結果が欲しいところである。
パスサッカーが鮮明に打ち出された今年のFC岐阜、高揚感を持ってスタジアムに足を運ぶ事が出来そうだ。次節からのホーム連戦に更なる期待が高まる。