もう、ユニフォームスポンサーの有無に気を病む必要がなくなったのかもしれない。2017年はシーズン当初からフルスポンサードでのお披露目となった。
岐阜の地にFC岐阜が根付き、浸透してきたからの証である。Jリーグ昇格10年目を迎えるギフは、若さ故の経験不足を理由に低迷していたという言い訳がもうできなくなる。より計画的なクラブ運営によって次のステージへ進まなくてはならない。
今、FC岐阜の始まりが終わり、盤石な基盤の中で安定した成績が求められる時期に移行しつつある。
その任を託された一人、背番号10の庄司悦大選手である。この男がギフのサッカーを変えてくれる事を祈ろう。さらのそれが複数年に渡って続く事を信じよう。
大ベテランの領域に追いやられてしまった背番号24の難波宏明選手は、層の薄いと言われているFW陣の中で更なる奮起が求められる。今後新たにFWが加入することがあれば、その連携が最重要課題となるだろう。
新しい息吹をギフにもたらすであろう大木武新監督、昨シーズンに較べ平均年齢が劇的に若返った“若すぎるチーム”で如何に結果を出せるかそのストラテジーが見ものである。スタジアムを沸かせるようなパスサッカーは結実するのか、その手腕が楽しみである。
毎年この時期は不安と期待がせめぎ合う落ち着かない日々を過ごす。ただ、開幕戦が待ち遠しいのはいつもと同じである。
Desejo boa sorte a FC Gifu