2012/07/09

「レッドデヴィル」強襲!


   さあホーム2連戦、FC岐阜はJ2リーグ後半戦を順調な滑り出しを見せることができるか。前節アウェイ甲府戦は、福岡戦に続いてスコアレスドローで凌いできた。この夏場の蒸し暑い時期をホームで2つ戦えるのは僥倖である。


   今節のマッチアップは、岐阜にとっては「レッドデヴィル」と呼ばざるを得ないロアッソ熊本。よってアウェイにも係わらず赤のユニフォームが許されたようだ。


   バックスタンド中央部の観客席には、「ぎふ清流国体」用の音楽隊ステージが建設中。工事後、芝生席が部分的に椅子席になるかと期待していた(J1スタジアム収容人員数の規定に影響する)が、どうやら仮設のようで、国体終了後は解体される様な構造物である。


   そこで期待は今日のFC岐阜であるが。
   いつもと違うフォーメーションでスターティングメンバーが発表された。結果論でいえば、ベストメンバーを先発させなかった事情があったようだ。


   前半キックオフ、立ち上がりは組織だった(約束された)守備が機能する。しかし関田寛士#25にイエローカードが出たあたりからだろうか、熊本に押し込まれる。

   先制点を奪われてから2点目を献上するまで、然して時間がかからなかった。ロアッソ熊本の武富孝介#14のスーパーゴールを見せつけられては岐阜の士気が上がらない。


   サッカーでは、2点は危険な点差と言われるが、今のギフには当てはまらないのか。熊本は後半45分をセオリー通りディフェンシヴに戦えば勝ち点3を持って帰れることができる。

   FC岐阜は終始、攻守がアンバランスに推移する。後半、支配する場面も作ることができたが、ゴールネットを揺らすまでには至らない。

   思えば、2008年シーズンに同期でJリーグに昇格したロアッソ熊本と、今では処し難い差が開いちまったようだ。


   痛恨のリザルトは以下の通り。




2012/06/25

『もう勝つ頃…』


   6月24日早朝、早起きして「UEFA EURO 2012」の準々決勝戦、スペインvsフランスを観て、スペインの圧倒的なパスサッカーに魅了された12時間後、長良川競技場に居る。「ユーロ」は何もかも桁違いで、審判員の数まで違う…

   「夏至」の翌日のこの時間帯、「ナイトゲーム」と言うより『トワイライトゲーム』と言ったところか。今節のマッチアップはFC町田ゼルビア、誰もが分かっているように絶対に負けられない一戦である。


   ビッグフラッグの下には、勝利のみを信じるサポーターがいる。


   アウェイサイドの観客席には、「ぎふ清流国体」用の炬火台が建設中。ちなみに完成予想図はこちら


   そこで問題は今日のFC岐阜である。このところ守備に安定感が増してきた、得点力が上がらない状況では零封の守備力が求められる。
   新チーム発足以来、行徳監督の作り上げた選手の組み合わせとコンビネーションによる「堅守速攻」の戦術が開花しつつある今、もう勝つ頃である。


   前半、FC岐阜の時間帯を多く作ることができた。後はフィニッシュだけなのだが、後半に期待を持たせつつのハーフタイムとなる。


   後半キックオフ、服部#6の鋭い眼光はゴールマウスを捕らえている。


   そして、遂に流れるような野田明弘#2のラストパスを、佐藤#18が慎重に流し込む。値千金のこの1点を、この後11人で守り切る。
   佐藤に代わった梅田直哉#9は前戦でターゲットになり、染矢#11は倒れ込むまで走り切ったタイミングで、廣田隆治#29に交代した。もう一人のMOMは染矢であろう。


   感激のリザルトと今日の主役は以下の通り。
   大事な一戦を制したFC岐阜、着実に順位を上げて、まずはJ2残留の足固めが急務である。ギフの心ひとつに。



   最後に、やっぱり「万歳四唱」は是非、動画でお届けしよう。




2012/06/23

『星屑のステージ』~TOKYO WALKER 番外編~


   2012年のTOKYO WALKERは羽田空港に出没する。その国内線ターミナルビルの屋上展望デッキは今、『星屑のステージ』と『虹のオーロラのステージ』として、夜間にはライトアップされ、新たな観光スポットとなっているようである。

   写真は掲示されていたPRポスターの一部。


   残念ながら今回は昼間のフライトであるので、ライトアップされた「ステージ」に立つことはできなかった。

   ゲートを遠回りして、今日の搭乗機を確認する。行き届いたメンテナンスをお願いしたい。



   そして、ファイナルコールを待って低く立ち込めた雲の中へと飛び立つ。

  目的地の天気は雨の予報…


2012/06/15

「FCギフ、国立に散る!!」


   2012年のアウェイ遠征は東京ヴェルディ戦を選んだ。もちろん国立競技場だからである。


   この日の東京は梅雨の中休みで、穏やかな日差しの中、初見参となるFC岐阜イレブンと、我々サポーターを迎えてくれた。


   試合前には、国立競技場周辺の神宮外苑を散策する。


   時期が時期なら、銀杏並木が映える。


   動画は「国立霞ヶ丘競技場」のパノラマヴューイング。




   新宿副都心の向うに夕日が沈む頃、FC岐阜はクラブ創設以来、初めて「聖地国立」のピッチに立つ!


   国立の「12番ゲート」に、改めてFC岐阜をどこまでも応援し続ける決意を捧げる。


   そこで今日のFC岐阜である。 力の差があるとは言え、好調東京ヴェルディに一矢報いるべく、選手を変え、システムにも変化を加える。
   それでも強豪相手では、どのゴールキーパーにも荷が重い事には変わりがないのか。「トキヒサ、オーレ!」である。


   前半立上り、いきなりのアウェイの洗礼であったが、樋口寛規#10のミドルシュートのゴールは爽快であった。一瞬ではあったが、ホームサイドのヴェルディサポーターを沈黙させてくれた。


   後半、東京Vが本領の発揮と、レフリングが相まって1-4で終了する。


   点差ほどの実力の開きがあるとは思えなかった。
選手は良く走り、全力で戦ってくれたが、今回は国立に潜むと云われるサッカーの女神が微笑むことはなかった。


   必然的に予告した「FCギフ、国立に立つ!!」のタイトルは変更させていただいた。


2012/06/10

『脱出』


   今年も梅雨の走りのシーズン。しばらくは愚図ぐずついた空を眺めながらのFC岐阜ナイトゲームとなりそうだ。

   また、6月からは欧州圏の各サッカーリーグがシーズンオフとなるので、必然的にナショナルチームの国際試合が多くなる。
   アジアでも、「W杯ブラジル2014」の最終予選が集中的に開催され、ヨーロッパでは「UEFA EURO 2012(欧州選手権)」が開幕し、その終了後には「LONDONオリンピック」が控えている。


   一方、超ローカルなJ2リーグ、今節のマッチアップはオレンジカラーの愛媛FC。岐阜は前節アウェイ戦で千葉を撃破し、今日は2年越しの連勝をかけた大事な大事なリーグ戦。
   すこしでも「日本代表」の、あの好調さにあやかりたいところだ。


   そんな中、GKは多田大介#22に戻し、サブには「U-19日本代表」の南アフリカ遠征で結果を残した廣田隆治#29を起用した行徳監督、最後まで走り続ければ自ずと勝点3が近づいてくるとは、千葉戦の教訓である。


   雨も上がって、前半キックオフ。
   攻め込んだ結果、いくつかのコーナーキックのチャンスを得るがまだまだ生かしきれない。それでも、何とか攻撃の形はできてきている。
   後はフィニッシュだけと思っていた所に、前半18分PKの判定。最初は愛媛の赤井秀一#16があまりにもきれいにコケたので、シュミレーションの笛かと思ったくらいである。
   帰宅後にVTRで確認すると、やはり微妙な判定ではあるが、これもサッカーなのでしかたのないところではある。
   いつか岐阜が、別の審判で別のシュチエーションの時に有利な判定で勝つ場面があれば、今日のお返しだ、とそう思うことにしよう。

   その後、膠着状態のまま前半は終了する。


   いつもは後半に失速して、前半に優位であっても勝ち切れなかったFC岐阜であったが、今日の後半の戦いぶりは、愛媛FCの足が止まってきたこともあって、前半を上回るパフォーマンスを見せてくれた。
   この時、初めて前節で勝てた時のイメージを選手全員が共有できたのかもしれない。

   井上平#14のゴール後は久々にスタジアムが揺れた!


   結局、同点のまま終了のホイッスルが鳴る。しかし、これで「岐阜の指定席」と揶揄された最下位の座からは何とか『脱出』できた。
   ただ、降格圏内であることは変わりがない。ひとつでも勝てば確実に順位が上昇するこの時期に、着実に「勝点」を積み上げて行こう。

   薄氷を踏むリザルトは以下の通り。


【次回予告】
   2試合で勝点4を積み上げたFC岐阜、次節は遂にサッカーの聖地「国立競技場」で東京ヴェルディと対戦する。果してサッカーの女神は岐阜に微笑んでくれるだろうか、現地より詳細はリポートをお送りする。

   次回、FC岐阜観戦記since2005+ 『FCギフ、国立に立つ!!』
   FC GIFU 2012season … On the Edge of J2 Battle Fields..