監督休養報道から時を置かずしてFC岐阜のアウェイ富山戦が行われた。
この緊急事態に暫定指揮を任された仲田ヘッドコーチは、臆することなく冷静に最善のメンバー構成で、カターレ富山と対峙する。
前線からの強烈な寄せで富山の攻撃を停滞させ、奪ったボールはワントップの川西に託す。いつもより気持ちが入り徹底されたこの守備陣形が、前半に先制された劣勢からでも徐々に盛り返して行く。
必ず点は獲れると言う仲田HCの予言通り、町田ブライト#15→中島賢星#8のヘディングシュートは、GKの逆を突きピンポイントでゴールに吸い込まれて行く。
そしてゲームをコントロールしつつ、カウンター攻撃から川西翔太#10の一番好きな角度、正に「川西アングル」からのノーモーションシュートで逆転に成功する。
現代サッカーは、いわゆる精神論や根性論だけでは語れないのだろうが、昨日までのギフにはそこが一番欠けていたのかもしれない。ここまで追い詰められてからでは遅すぎるのかもしれないが、このモチベーションを維持して後半戦を戦い抜いていただきた。
ギフICHIGANで「闘う集団」になって行けば必ず道は拓かれるだろう。これからは矯(た)めつ眇(すが)めつ仲田HCの手並みを拝見させていただこう。
-last five games result-
2020J3#14_沼津 1-1 岐阜
2020J3#11_福島 0-2 岐阜
2020J3#15_八戸 0-3 岐阜
2020J3#16_岐阜 0-2 長野
2020J3#17_富山 1-2 岐阜
#闘う集団
#ICHIGAN