2015/11/24

11/23_vs福岡 The End of Game


 長良川競技場はいよいよ2015J2リーグ第42最終節を迎える。

 長かったシーズンをどうにか締めくくることのできたFC岐阜、先ずは前節、敗れながらもJ2残留は勝ち取ることができた。
 

 シーズン終盤に入ってからの最低限の目標となったJ2残留をクリアできたことに対して、選手・スタッフには労いの言葉を送らせていただき、来年もこのステージでの熱戦を観戦できるだろうことには、心からの感謝である。
 

 さて最終節のFC岐阜である。GK に川口能活#1が復帰し、スターティングイレヴンは今シーズンの総決算と言うところか。
 

 前半、福岡の折り返しにあっさり失点を喫したギフは、後半の反撃でレオミネイロ#33が今シーズン最後のゴールを奪う。
 

 ところが、これで眼を醒ました福岡のクロスボールに成す術無く2失点、CKで更に失点。あの川口でさえ止められなかったのか、或いはゲーム感覚から離れすぎたGK には荷が重かったのか、いづれにしてもギフは福岡の現状に斟酌(しんしゃく)した訳でもなく、額面通りの完敗である。

 福岡は戦前からギフの弱点を周知し、ただシンプルにそこを突いたに過ぎないと語る。つまり、この一戦はすでにスカウティングの段階で、ギフの敗色が濃厚だったと言うことである。
 

 来シーズン、ギフは何を置いてもまずこの失点の多さを改善しなければならない。


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 試合後、難波宏明#24がMVPに選出され、次にラモス体制の指揮継続は周知の通り既定路線となったが、筆頭株主の藤澤氏#2438より、恩田聖敬社長退任の勧告がなされた。

 残念ながら、スタジアムからは、驚きも、異論も出なかった。むしろ言葉にならなかった、が正解なのかもしれない。
 

 更に藤澤氏は今後のFC岐阜支援に対しての変化を表明する。企業の経営に於いて、筆頭株主様の「一歩引く」発言は、重く受け取られなければならない。

 そして、来シーズンでラモス監督の最終契約年となる。この2年間のFC岐阜のレボリューションが将来に渡り継続できるのか、或いは失速してしまうのか、勝負のシーズンとなる。
 クラブの環境整備が整いつつある今、改めて監督としての手腕が問われることになるだろう。


 恩田社長に惜しみない拍手を  FC岐阜と共に。


 次回は、恒例のシーズン総括をお届けします。
 FC岐阜の不振の原因が分かりました。僭越ながら・・・。


 



2015/11/09

11/8_vs岡山 『秋霖に 煙るは紅き 金華山』


 J2残留に向けた残り3試合、FC岐阜はホーム長良川に開幕戦で敗戦したファジアーノ岡山を迎える。このゲームに勝てばJ2残留が確定する状況の中、長良川競技場のピッチは朝からの雨で、水を含んだ重いコンディションのようである。



 ホーム参戦が叶わなかったので、ぎふチャンのラジオ放送でゲームを聴取する。耳馴染みのアナウンサーと解説者の声に、違和感なくゲームに集中できる。
 映像は無いが、緊迫したゲーム展開と荒れ気味となった試合の状況は伝わって来た。
 
 何とかスコアレスドローに持ち込み勝ち点1を得たことで、最下位22位は免れ半歩前進することはできたのだろう。
 悪コンディションの状況下で集中力を切らさず、選手たちは良く戦ってくれた。

 次は、ギフが勝つにしろ、対象となる大分が引き分け以下になるにしろ、決まり方はこの際何でもいいので、とにかく『残留』という結果が欲しいところだ。

 どこのクラブにでも言えることだが、残り2戦、最後の力を振り絞って闘い抜いて貰いたい。


   J2残留へ  FC岐阜と共に。






2015/10/31

ギフの『トゥモローランド』Ⅱ


 10月某日、岐阜県フットボールセンターで、MIOびわこ滋賀との練習試合が行われた。
 

 シーズン終盤に入って、警告累積によるレギュラー選手の出場停止を想定したリカバリー選手のレベル維持や試合感覚の保持は、この時期重要なテーマである。J2残留を決めるまで何が起こるかわからない。
 

 一方、J1クラブライセンス取得に至る重要なファクターの一つであったクラブハウスの整備、その進捗状況は、現在建物の骨格部分が出来つつある。
 

 写真手前がおそらく駐車場で、平屋建ての施設のようである。完成予定は来年の2月末、岐阜市の「スポーツ交流センター(仮称)」としてオープンする予定。

 基本的にはFC岐阜が優先的に使用できる形になると思われるので、J1を目指すべき選手のフィジカル管理やメンテナンスが飛躍的に向上するだろう。
 

 その為にも、今シーズンのJ2残留は必須である。次節アウェイ愛媛戦も集中を切らさず、着実に勝ち点を積み上げて貰いたい。 





2015/10/27

10/25_vs千葉 『勝利の女神、微笑む』


 FC岐阜のホーム、ジェフユナイテッド千葉戦に参戦。

 今節はJ2リーグの趨勢(すうせい)を占う重要なゲームの一つであり、ギフが勝てばJ2残留に一歩前進し、千葉はJ1昇格プレイオフ圏内から脱落する。

 逆に、ギフの敗戦はJ2残留に黄信号を灯すこととなり、千葉のプレイオフ進出は確固たるものとなるだろう。
 

 入場口では、Jリーグマネージャーの佐藤美希さんとFC岐阜の応援マネージャー伊藤寧々さんがサポーターのお出迎えをしている。快く写真撮影に応じていただき、これで今日のミッションの95%は完了である。
 

 さて、今日のFC岐阜である、警告の累積で出場できない選手が増えてきた状況ではあるが、それでも盤石の先発メンバーで大事な一戦に臨む。
 

 前半キックオフ、やや優勢にゲームを進めるギフはレオミネイロ#33がサイドをえぐる攻撃で千葉ゴールに迫る。更には、集中力を保ったディフェンスの対応で、前半0-0で折り返す。
 

 後半に入っても、ホーム岐阜の優位は変わらないが、ラストパスが精度を欠いて、なかなか先制点が奪えない。

 そして、両チームが焦れ出して来た後半37分、相手のミスから掴んだCKのチャンスに岡根直哉#20が見事なボレーシュートでゴールを揺らす。前半から何本かヘディングシュートを外していただけに喜びもひとしおである。

 これが決勝点となり、ギフは今まで相性の悪かった千葉から貴重な勝ち点3を奪い、リーグ戦の順位を20位から17位へと押し上げた。
 

 このゲームを今シーズンのベストゲームと称えたラモス監督、残留への手応えと自信を感じさせる。

 ここに来て、漸(ようや)くチームが成熟して完成しつつあることは、サッカー人ラモス瑠偉としての矜持(きょうじ)の表れである。
 

 今回の1分間動画は、決勝ゴールを上げた岡根の歓喜をお届けする。これで残りの5%がコンプリートである。





   負けられない戦いは続く   FC岐阜と共に
 




2015/10/04

10/4_vs徳島(CS) 消えた勝ち点1


 FC岐阜のホーム徳島戦はCS放送で観戦する。

 最後の最後で手からすり抜けて消えた勝ち点『1』、何とも歯痒い得点経過である。これが最終段階で残留争いにどう影響するかは神のみぞ知る所である。

 確かにこの敗戦のショックは小さくないかもしれないが、次のゲームで取り返せば良い。次節からはギフの得意なアウェイ戦が続くのだから。
 



      次の勝利へ    FC岐阜と共に