2021/06/28

6/27_vs鹿児島 ワンチャンスでゲームを決める男 ~首位奪還!!~


 戦前の雨予報は覆され、ホーム鹿児島ユナイテッドFC戦は曇天・無風の長良川競技場でキックオフされた。

岐阜 vs 鹿児島

 日曜日のナイトゲームは、アウェイからの鹿児島サポーターを受け入れられる状況となり、ギフはJ3前半戦最後のホーム戦を締め括る。

『SKE』の『CCO』

 固定しつつあったスターティングメンバーを変更せざるを得ないギフに、戦前の予想通り鹿児島は高いポゼッション率でボールを支配し、全方向からギフのゴールに迫る。

円陣2021

 それでも、粘り強くギフのDF陣はゴールを死守する。おおよそこの展開がゲーム終盤まで続く事になった。ギフの散発的な攻撃はことごとく不発に終わる。

PEの攻防

 しかし終盤に投入された今季初出場の町田ブライト#15からのパスが、巧妙にDFラインと駆け引きをする川西翔太#10に収まり、87分の劇的な決勝ゴールに繋がる。

ゴール後の歓喜!

 防戦一方の苦しい状況の中で捥ぎ取った勝点3は大きい。勝利に拘った執念のギフは再び首位の座を奪還する事が出来た。

岐阜 1-0 鹿児島

 これで何とか次節のアウェイ戦で長野を退ける事が出来れば、ギフは前半戦を首位で折り返すことが濃厚となる。

 その後の2ヵ月あまりの休催期間は、新チーム始動から開幕戦までのキャンプ期間よりの長いくらいなので、また1からチームを作り直す事さえ可能なのだ。

 この期間を如何にか充実させる事が出来たクラブがJ3後半戦を制し、そしてJ2へと駆け上る事が出来る筈である。

 ギフは、今日の殊勲の川西(とギッフィー)と共にJ2に戻ろう!!

二人万歳四唱
 




 今節の動画は、感激のサイレント万歳四唱。





#躍動

#return to J2



2021/06/13

6/12_vs宮崎 梅雨空を吹っ飛ばせ! ~ホーム戦快勝~

 
 FC岐阜は初対戦となるテゲバジャーロ宮崎をホームに迎え連勝を狙う、勝利した方が暫定ではあるが首位に躍り出る大事な一戦である。

円陣2021

 宮崎はオーガナイズされ丁寧にパスを繋いでサイドから攻め上がるサッカーを展開する、ここまでJ3リーグ初陣でこの順位につけているのは納得のチームであると感じさせる。

1st goal

 それでも、今節のギフを上回るまでには至らなかったようで、左サイドからの素早い仕掛けでギフは立て続けに2ゴールを奪い、前半からゲームを支配する。
 
2nd goal

 ただ前半終了間際、宮崎は迫力のあるセットプレイで1点を返し、後半の反撃に希望を繋ぐ。ギフにとってはちょっと嫌な気分でハーフタイムを過ごす事になった。

3rd goal

 J-STATsを見れば宮崎のシュート数がギフよりも多いとなっているように、後半は完全にギフが押していた訳では無かったが、川西翔太#10の3点目が決まると、複数得点差のギフは余裕を持って試合を終わらせる事が出来た。

岐阜 3-1 宮崎

 試合後、ギフの重鎮サポーター曰く、両クラブの『タレントの差』がこのゲームを決定付けたのだと言う。であるならば、そのアドヴァンテージによってJ2へと駆け上がっていただきたい。スポンサーへの心象を考えると、それはJ3優勝を以って達成されるべきであると。

みんなで万歳!!!!


#躍動

#return to J2






2021/06/06

6/6_vs福島 1G1A ~柏木カク覚醒セリ~

 
 コロナ禍と東京五輪延期の影響により、今までに無い多くの代表戦が組まれサムライブルー集中開催月間となった今年の6月。そんな中でもJ3リーグは粛々と日程が消化されて行きます。

 今節のFC岐阜はアウェイ福島戦、4連勝と勢いに乗る福島よりも前節の痛恨の敗戦で危機感を募らせたギフの方が、より貪欲に勝利を渇望していたようです。

 前半、少ない手数で攻め込むギフは、先発に回った柏木陽介#42がゴール前に詰めて今季初得点を奪います。川西翔太#10がディフェンスを引き連れてつぶれ役を演じた背後で、ギフでの大きな結果を残しました。

 そして同点に追いつかれた2分後には、相手エリア内で優しく(ない?)お膳立てられたボールを舩津徹也#22に送り決勝点をアシストします。1ゴール1アシストで見事に今節のMOMとなりました。


 今まで色々と雑音が多かったが、これで名実ともにギフの柏木としてJ2昇格の立役者となり得るでしょう。

 新しい選手をピッチに送り出す安間監督、戦術パターンが増える事により、J3リーグ中盤戦をギフの躍進に繋げていただきたい所です。


#躍動

#return to J2





2021/06/01

5/30_vsYS横浜 Uncontrollably ~アディショナルタイムの鈍麻~

 
 J2昇格のシナリオには無かった早すぎる3敗目を喫したFC岐阜、Y.S.C.C.横浜を迎えてのホーム戦は予期せぬ屈辱的な逆転負けで終わった。

円陣2021

 前半は、中盤でのボールがほぼ横浜に支配され、ギフの散発的な攻撃ではゴールが生まれず0-0で折り返す。

 後半頭から、ギフは柏木陽介#42を投入しゲームの活性化を図る。これでゲームが動き出し、やや大味な試合展開となる中、PKを貰ったギフが川西翔太#10のゴールで先制に成功する。

川西ポーズ

 いつもなら、これでギフが逃げ切ってゲームセットのはずが…。

 得点直後の2枚替えがゲームに馴染まなかったのか、まさかの同点ゴールを奪われてしまう。その後攻守の切り替えが目まぐるしく繰り返される展開となるが、焦りの見えだしたギフはあと一歩の所でゴールを奪うことが出来ない。

ラストチャンス

 そして、ドロー止む無しと思えたアディショナルタイムの終わりに、足の止まって一瞬、ギフの守備がuncontrollably制御不能となった隙を突いて、横浜の逆転ゴールが決まってしまった。

岐阜1-2 YS横浜

 無敗の首位チームに黒星を付けたのもギフなら、未勝利の最下位チームに白星を献上してしまうのもギフである。

 このムラっのあるチームが、果たして12月の最終節終了時に、J3リーグ2位以内に留まる事が許されるか、いささか心配になってきた。

 それでも大事に至る前の早め早めの修正により、天皇杯敗戦からの悪い流れを断ち切るよう、攻守の的確な立直しと着実な勝点積上げを監督・選手諸氏には強く歎願たんがんさせていただきたい。


#躍動

#return to J2




 試合終了後、ホームゴール裏のギフサポーターに挨拶するYS横浜イレヴンには、メインスタンドへ挨拶するFC岐阜イレヴンよりも遥かに大きな拍手が送られる。

殊勲のYS横浜
 
『不甲斐ないギフ』と、『死力を尽くして1勝目を摑み取ったYS横浜』。

 この逆転現象が今日のゲームの全てを物語る。