2016/05/29

5/28_vs山形 黒星先行


 5月下旬、仕事で三重県内に出張した。伊勢志摩サミットに関連して各所で見られたテロ警戒のインフォメーションは、ここ長良川競技場にも及ぶ。
 

 J2リーグ第15節、ギフはモンテディオ山形を迎える。薄曇りの中から和かい日差しが注ぐ、サッカー観戦には絶好の環境に、「岐阜市民総力戦」のアテンダンスは8,000人を超えたが、あたらし10,000人には届かなかった。
 

 さて、ゲームは立ち上がりこそ慎重に入れたのだが、山形に押し込まれる中でPKを献上してしまう。後にも先にも、これ以外に両チームとも、ゴールネットを揺らすことがなく、凡戦の様相を呈して試合終了となった。

 1シーズンの中では、何度か盈虧(えいき)を繰り返すことはあるのだろうが、このところ選手に躍動感が感じられないゲームが続いている。新たな選手投入で、この閉塞感を打破する必要があるようだ。
 

 この連敗で、いよいよ黒星が先行となった。各クラブでゲーム消化数が異なるので、岐阜の暫定順位は10位以内で留まってはいるが、実質半分以下まで下がって来ていると判断すべきだ。
 

 悪い流れを一度リセットして次のホーム戦に期待しよう、夏はもうすぐそこまで来ている。



2016/05/15

5/15_vs岡山 アウェイで4勝2敗


 我慢強く戦ったアウェイ岡山戦、紙一重のゲームのあやで、ギフは勝ち点3をものにした。


 両チームとも、それぞれの持ち味を生かしたゲームであったが、劣勢に立たされたギフに一瞬の勢いがあったと言う事か。エヴァンドロ#9のPKが相手GKにコースを読まれたにもかかわらず、その勢いが勝(まさ)ってゴールネットを揺らした。


 ドリヴルで切り裂く田中達也#34のオフェンスが、このゲームのMOMとなった。これから夏場に掛けて、この世代がチームを牽引して行けば十分に上位で戦える集団となるだろう。

 アウェイでの勝ちパターンを続けて、次はホームで勝利を見せてくれ。








2016/05/09

5/8_vs清水 J1 Experiment  ~もしも、J1で戦うならば~


 薫風香る五月、あの清水エスパルスが長良川競技場にやって来た。
 

 Jリーグのオリジナル10の名誉を持つエスパルスでさえJ2に降りてこなくてはならないほどに渾沌(こんとん)を極めるJリーグは、今やJ1からJ3までの実力差はかなり縮まって来ているのかもしれない。改めてJ2の存在意義が問われそうだ。

 オレンジ色の地球儀を配(あしら)ったレプユニを纏(まと)う橙サポが、屋台村を闊歩する。もしも、近い将来(或いは遠い未来)、FC岐阜がJ1で戦う事が出来たなら、あの赤いチームやあの青いクラブをメモリアルで見ることが日常茶飯事となる事だろう。

 今日の入場列の隣にはエスパルスのマスコット、『パルちゃん』がチケットを握りしめて普通に並んでいた。
 

 さて今節のFC岐阜である。前節、町田戦の引き分けを受けて、強豪清水エスパルスからも、ホームで勝ち点が欲しい所である。前線のブラジリアントリオは、清水の脅威となるか注目である。
 

 ところが、前半立ち上りに不用意なミスパスから、あっさりFKで先制点を与えてしまう。ラモス監督はおとがいをつまんで善後策を思案するしかない。
 

 そして、前半の内に同点に追いつく事ができるようになったのは、少なからずチームの成長の表れか。阿部正紀#2のゴールに向かう執念がギフに勝ち点をもたらす事になった。
 

 これで2試合連続のドローゲーム。勝ち切れなかったが、イレヴンの間にはやや満足の表情が窺(うかが)える。

 少なくとも、負けさえしなければ、中位あたりの順位は確保できる。上位クラブに引き分け狙いの戦略もありである。(ラモス監督自身はお気に召さないだろうが・・・)また、そういう戦い方が出来る様になれば、自ずと高順位が確保できるだろう。
 

 この後も、アウェイで上位クラブとの連戦である。連敗は避け、着実に勝ち点を積み上げていただきたい。