2012/07/31

「ブラザーアース」~名古屋プラネタリウム~


   昨年(2011年)3月19日、名古屋市科学館にリニューアルオープンしたプラネタリウムは未だに人気が衰えず、連日の満席状態が続いているようである。

   その人気の理由は内径35メートルと世界一を誇る巨大ドームと、ドイツ製の投影機「ユニバーサリウム9型」による臨場感のある鮮明で細密な投影技術などが高い評価を得ているからであろう。


   この日も9時30分開館の30分前には、既に数十人が行列していたが、平日と言うこともあり何とか一般投影の1回目のチケットを手に入れることができた。
   今月のテーマは「七夕伝説」、夏の星座についてのプログラムである。


   12時40分、背凭せもたれを深く倒すことのできるシートに着くと、投影が始まった。まずは地上から観ることのできる最大限の星空を再現したが、どこかわざとらしさがありつつも、周りからは歓声が上がる程の見事さで、まさしく『満天の星空』であった。

   夏の星座に較べ、冬の星空の方がさらに見栄えがすると云われている。オリオン座の様なメジャーな星座が、観測し易い高度にあることや、他にも明るい星が多く配置されているからであろう。

   今、天文学会の話題の一つがそのオリオン座のα星ベテルギウスの『動向』についてがある。この星はいつ超新星爆発を起こしておかしくない状態にあると言う。極めて近い将来に爆発した後は、文字通り消えてなくなるのである。ただ、天文学的なスケールで言うところの、「今すぐにでも」とは「明日」かもしれないし、「100万年後」かもしれない…。
   不謹慎なたとえをするなら、星の寿命があと「20年から30年」で終わることを予想できる技術があるとすれば、不治の病に伏せた人間の寿命を医師が患者に伝えるとき、「あなたの寿命はあと1分21秒358です。」などと、まるでF1レースの周回ラップのような恐ろしく正確な予想をすることになるかもしれない・・・。

   それはともかく「ガンマ線バースト」と呼ばれるような生物に有害な影響がないのであれば、私たちが生きている間に「超新星爆発」なるものを一度は観測してみたいものである。大袈裟な表現をする科学者は、その時には「もう一つの太陽」ができるのだと言う。
   地球から640光年離れているベテルギウス、既に「超新星爆発」しているかどうかは神のみぞ知るところである。


   そして、プラネタリウムの方は、「七夕」についての伝説や、別の逸話についても説明が続いた。
   次は冬の時期のプログラムを観るべく、リピーターになりたいと思う。


2012/07/24

7/22 大分戦後記


   FC岐阜、大分トリニータとのアウェイ戦は、前節に引き続き2-2のドローで勝ち点「1」を積み上げた。ハイライトはJデビュー戦でゴールを決めた「アブ」こと、アブダ#32である。 これで封印していた練習試合での雄姿を解禁することができる。


   とある練習試合では、むしろ中盤に位置しボールの配給役であったようだ。その時は特筆すべき目立ったプレイは感じ取れなかったが、逆を言えば、既にこのチームに馴染んできていたと言うことかもしれない。

   J'sゴールでの専門家のレビューを見させていただくと、「最後のピースが埋まった…」的な劇的な表現で前途を讃えてくれている。サポーターとしてはそこまで楽天的にはなれないが、確実にチーム状況が改善しつつあることには間違いない。

   さらに、この日(7月23日)には名古屋グランパスより長身のDF新井辰也選手#34がレンタル移籍されてくる発表がなされた。これで、攻守共に新たなオプションができて後半戦に臨んでいただきたい。

   同時に不安要素があるとすれば、アナウンスされたJリーグ後期日程で「長良川球技メドウ」のゲームが増えたことによる集客人数への影響と、「AC長野パルセイロ」が新しいライヴァルとして承認されたこと。少なくとも、現在の順位(19位)を下げる事ができない状況は最後まで続く。


   服部年宏#6のゴールの瞬間、Jリーグ速報サイトの画像を記念に取って置くことにしよう。ギフの心ひとつに。


2012/07/17

『灼熱のタイワン・ナイト』


   4月のアウェイ戦では惜敗したカターレ富山とのホーム戦。夕立ちは免れたが、それだけに更に蒸し暑い長良川競技場。ホーム連戦のFC岐阜、今夜は絶対に勝たなければならない「台湾ナイト!」である。


   「屋台村」では、いつものグランドホテルの『飛騨牛カレー』にプラスして、今日は『めいほうけいちゃん』参百円也。


   前半戦、不用意な失点をするも、終了間際に佐藤洸一#18の執念のゴールで追いつく。そろそろゴール量産体制に入ってほしいところ…。

   ハーフタイム、赤いシューズでお馴染みの中島康平#27、後半の出番を期待しよう。


   そして、勝負の後半開始。
   早々に、アンラッキーなゴールでリードを許してしまう。しかしこの悪い流れを、今日は克服することができたFC岐阜。樋口寛規#10のスーパーゴールで同点にした後は、ギフのペースであった。
   結局はこのまま終了のホイッスルとなり、暑かった台湾ナイトは2-2のドローに終わった。

   試合開始前は、絶対勝たなければならないゲームだったので、やはりホームの引き分けでは悔いが残るが、前向きに考えると2回リードされた劣勢のゲームを総力戦で引き分けにすることができたということだ。
   次は、今日の様なゲームを勝ちに持っていく番だ。

   得点経過の分かるリザルトは以下の通り。


   尚、ちょっと興味の薄れた『TOP OF 北アルプス』の戦績表も最新版に更新した。富山さんの優位は変わらない。

TOP OF NORTH ALPS 戦績表
TONA 岐阜 富山 松本 Pld W D L GF GA GD Pts
岐阜 H 2△2 0●1 3 0 1 2 2 4 -2 1
A 0●1 9/30
富山 H 1○0 8/12 3 2 1 0 6 2 +4 7
A 2△2 3○0
松本 H 9/30 0●3 2 1 0 1 1 3 -2 3
A 1○0 8/12
(2012/7/15現在)


   最後は、大勢集まってくれたカターレ富山サポーターズに感謝。入場者数6,313人に大きく貢献していただいた。




2012/07/14

テストマッチあれこれ


   7月11日、長良川球技メドウでの対「岐阜経済大学」の練習試合に参戦。

   久しぶりに訪れるメドウ、スポーツプラザ6Fからの風景。芝の状態がとても気懸かり。(8月19日のJ2リーグホーム公式戦の試合会場としてアナウンスされている。)


   そして、もっと気懸りなのがFC岐阜の得点力不足!

   この日の練習試合にも背番号「32」と「34」の未登録選手(いわゆる練習生)がラインアップされていた。その内の一人が今日も得点を上げていた模様。果して得点不足解消のカンフル剤となるべく本登録されるのだろうか、間もなく第2の登録ウインドーが開かれる時期でもあるが、さらに注視して見守りたい。


   今日のリザルトは以下の通り。

   この試合、FC岐阜側から見れば練習試合なのだが、「岐阜経済大学サッカー部」の目線で捉えると、日頃の練習の成果をプロチーム相手に発揮する“本番”の場なのである。
   メドウのように選手同士の掛け合いが間近で聞こえると、そんな状況まで良く理解できて面白い。


   ギフ名物「お片付け」も健在である。


   そして、7月13日は北西部での紅白戦に参戦。

   出場停止のエクスキューズを加味したレギュラー組とサブ組でのフルタイムの紅白戦。時々行徳監督の笛で中断しての指導はあったが、ほぼ本番さながら、大学生相手の練習試合とまた違った趣である。
   よって、得点シーンが見られなかったのも必然か…。


   またまた、7月15日のゲームは絶対に負けられない対戦となった。「堅守速攻」の戦術、その完成度に期待が高まる。


   ガンバレFC岐阜!、ギフの心ひとつに!


2012/07/09

「レッドデヴィル」強襲!


   さあホーム2連戦、FC岐阜はJ2リーグ後半戦を順調な滑り出しを見せることができるか。前節アウェイ甲府戦は、福岡戦に続いてスコアレスドローで凌いできた。この夏場の蒸し暑い時期をホームで2つ戦えるのは僥倖である。


   今節のマッチアップは、岐阜にとっては「レッドデヴィル」と呼ばざるを得ないロアッソ熊本。よってアウェイにも係わらず赤のユニフォームが許されたようだ。


   バックスタンド中央部の観客席には、「ぎふ清流国体」用の音楽隊ステージが建設中。工事後、芝生席が部分的に椅子席になるかと期待していた(J1スタジアム収容人員数の規定に影響する)が、どうやら仮設のようで、国体終了後は解体される様な構造物である。


   そこで期待は今日のFC岐阜であるが。
   いつもと違うフォーメーションでスターティングメンバーが発表された。結果論でいえば、ベストメンバーを先発させなかった事情があったようだ。


   前半キックオフ、立ち上がりは組織だった(約束された)守備が機能する。しかし関田寛士#25にイエローカードが出たあたりからだろうか、熊本に押し込まれる。

   先制点を奪われてから2点目を献上するまで、然して時間がかからなかった。ロアッソ熊本の武富孝介#14のスーパーゴールを見せつけられては岐阜の士気が上がらない。


   サッカーでは、2点は危険な点差と言われるが、今のギフには当てはまらないのか。熊本は後半45分をセオリー通りディフェンシヴに戦えば勝ち点3を持って帰れることができる。

   FC岐阜は終始、攻守がアンバランスに推移する。後半、支配する場面も作ることができたが、ゴールネットを揺らすまでには至らない。

   思えば、2008年シーズンに同期でJリーグに昇格したロアッソ熊本と、今では処し難い差が開いちまったようだ。


   痛恨のリザルトは以下の通り。