2011/07/23

TRIAL AND ERROR

   3週間ぶりにメモリアルに帰ってきたFC岐阜、「味スタ」でのアウェイ2連戦はコテンパンにやられたが、せめてホームでは勝機を見出してほしい。


   子供達は待ちに待った夏休みに突入し、真夏の日差しが傾く頃、今日は「シーズンチケット」購入者のキャンペーンを利用させていただきメインS席に陣取る。

   スーパーシートまであと僅かに迫った。


   控え選手はここから全体を見渡し、今の岐阜に足らないものを見定める。そして自分自身の将来をも見据える。


   そして問題はピッチレヴェルのFC岐阜である。

   押谷#27をMFのポジションに起用、嶋田#14と西川#16のFW陣と絡ませ3トップ気味(?)のフォーメーションに見えなくもない。さらに右WINGの染矢#11の飛び出しでオフェンスが有機的に作用すれば…。そして、漢宰#8と“ゾノ”こと地主園#35のニューカマーを木村采配はカンフル剤よろしく、TRYしてくるのか。


   「オーロラヴィジョン」まで調子の上がらない中、選手入場。


   前半戦、走り負けないFC岐阜、ボールポゼッションでも優勢、けれど決定力がないのはいつもの如く。栃木のプレッシャーがさほど強くない内に先制しないと、いつもの後半戦が待っている気がしてしまう。それでも何とか前半0-0で折り返す。


   後半開始、あのPKを取られるまでは一進一退の攻防戦だったが、それ以降の栃木は勝ち方を知っている。今の岐阜の単調な攻撃ではゴールネットは揺らせなかった。こうして最低でも勝ち点1を死守しなければならないゲームを落としてしまう。これが今の実力であることを認めた上で、次は何をしなければならないか、選手・監督・フロントの次なる「試行錯誤」が始まる。(…次の一手はありますよね?)


   リザルトは以下の通り。


   夏休み・晴れ・土曜日・ナイトゲーム、この好条件で入場者数は3,218人、(勝てない)=(人が入らない)この至極当然な0次方程式は万人が承知している。折しも凱旋した「なでしこJAPAN」はリーグ戦が再開し、観客がW杯前の実に40倍に膨れ上がったと言う。単純に較べるのは酷であるが、いずれにしても結果が必要であるのは変わりがない。

   気分を変えて、次節は北海道!、行けはしないがこの季節一番行ってみたいアウェイである。


2011/07/18

「MIRACLE NADESHIKO」



   おめでとう「なでしこJAPAN」。強い夢は必ず叶う。

   今後、日本代表女子チームの着るユニフォームのエンブレムには、この偉業を祝して、ピンクの星が冠されることだろう。

   これから更なるステップ、新たなステージでの活躍を期待したい。

   今の日本を元気にしてくれる感動をありがとう「なでしこJAPAN」。


2011/07/17

味スタの空(第2話)

   前節の東京ヴェルディ戦になくて、今日のFC東京戦にあるもの…
それは、この「賑わい」。3連休の中日なかびだけに各方面からサポーターが集結したのだろう。


   J1に一番近いクラブの観客席をパンする。。


   変則的な専用スタジアム、メインのオーロラヴィジョンは稼働中、レスポンスの良さと多彩なコンテンツは緑のスタジアムでも見習ってほしい。


   さてFC岐阜である。
前節に大敗するも、今節は野田恭平#1やブルーノ#34が復帰し、李漢宰#8がサブスティテュートに初登録。イレブンの半数が代表級のFC東京、この「味スタ」2戦目の上位強豪クラブとの対戦では勝ち点1でも有難いところ。
   スターティングイレヴンは以下の通り。メインのオーロラヴィジョンにはこんなサービスも。






   今日はアウェイ用のユニフォーム、されど気分はホームのつもりで。


   そして試合開始。

しかし選手の足が相変わらず重い。むしろ守備の時間帯に終始する。やはりこのクラスになると、個でも、組織でも全くもって敵わない。

結局、正当(?)に0-4(PK1含む)での敗北。ただ、はっきりしておきたいことは、今シーズン4点差は初めてのこと。集中力の欠落を問われても返す言葉もない。


   走り抜いたFC岐阜、それでもやっぱり勝てない…。


   最後に、アウェイに駆けつけたサポーター各位にお疲れ様を。
   それにしても17,183人の集客力!「人」「モノ」「金」全てがJ1級でした。
   力をひとつに合わせて、来週は岐阜の地に集わん。



   そして、このブログを書き上げた頃、フランクフルトでは…。


2011/07/09

味スタの空(第1話)

   東京ドームになくて、味の素スタジアムにあるもの…

それは、この「空」。梅雨の明けた関東地方は試合開始前の17:45時点でも日中の暑さが和らぐことがない。


   東京の空から岐阜サポーターまでパンする。


   変則的な専用スタジアム、メインのオーロラヴィジョンは節電の為お休み、サブのスコアボード(アウェイ側)のみの運用。


   さてFC岐阜である。
前節の死闘でようやくにも手にした勝ち点3。東京ヴェルディ、FC東京と続く、この「味スタ」2連戦で更なる積み上げをお願いしたい。どちらも上位強豪クラブであり、勝ち点1でも有難いところ。
   スターティングイレヴンとリザーヴは以下の通り。体調管理が難しい時期だけに前節の疲れが無きように。


   今日はホーム用のユニフォームが許された、ならば気分をホームのつもりで。


   試合開始。

しかし選手の足が重い。マラニョン#11にはいいようにやられている。やはりこのクラスになると、個でも、組織でもちょっと敵わない。

結局、順当(?)に0-3での敗北。ただ、はっきりしておきたいことは、今シーズン3点差は初めてのこと。集中力の欠落を問われても致し方ない。


   走り抜いたFC岐阜、でも勝てない…。


   最後に、アウェイに駆けつけたサポーター各位にお疲れ様を。
   力をひとつに合わせて、来週も此処に集わん。



2011/07/08

東京ドーム参戦

   もう35年前になる。当時は「後楽園球場」と呼ばれ、もちろん屋根もないし、「人工芝」と言う言葉も知らない。修学旅行で東京へ訪れた際に当初の「旅程」にはなかったプロ野球観戦(パ・リーグ戦であったと記憶している)で訪れて以来、悠久の時を超えて「東京ドーム」に参戦する。


   そのころは、今の様に「サッカー」に触れる機会が少なく、当時の20世紀少年はすこぶる「野球少年」であった気がする。


   そんなノスタルジーに浸りながら、7月9日FC岐阜のアウェイ東京ヴェルディ戦の「味の素スタジアム」参戦の為に、東京へ前乗りした流れでNPB「巨人×広島」を観戦した。


   回転扉を抜けると、鼓膜で「ツン」と気圧の変化を感じながら、「金曜日のナイター」でごった返す一塁側上層部の指定席に着く。現時点で「Bクラス」の巨人ではあるが、フランチャイズだけに熱狂的なファンでライトスタンドは満席となる。


   最初に目に飛び込んで来るのは、忘れてはいけない「ミスター」、この位置からずっと巨人を見守っている。


   巨人のスタメン、正直全ての選手に明るい訳ではないが、今日は広島の苦手にしている「マエケン」こと前田健太投手#18攻略に策を講ずるという。


   「ストライク」と「ボール」の表記順が入れ替わったのは今シーズンからだったか。


   「adidas」と「baseball」は今だにしっくりこないのは私だけか。


   ファンなら一度は行ってみたい「マクドナルドエキサイトシート」、チケットは6,500円でヘルメット着用義務が科せられる。


   イニング間のコンコースはこの賑わい。「東京ドーム」は野球ファンのみならず、東京の「観光地」のひとつでもある。


   そして肝心のゲームは、5回まで広島が3点リード。案の定、巨人は「マエケン」を捕らえられない。


   しかし6回裏、巨人は「ビックイニング」を迎える。連打で一気に逆転。スコアボードも3D化、専用メガネで飛び出して見える。(ウソです。)


   それでは、ラミレス#5の今年の登場テーマ曲「フォルテシモ」をどうぞ。



   タオルを回しての応援パフォーマンスはここでも大盛り上がり。


   スタンドでの、もうひとつの主役はこちらの売り子さんたち。それなりに涼しいドームの中で、汗だくになりながら奮闘中!


   結局、9回表を久保投手#11で逃げ切った巨人が5試合ぶりの勝利で連敗街道を脱出した。リザルトは以下の通り。


   最後は「闘魂込めて」を全員合唱。



   めったにない「プロ野球」観戦だったが、ある意味新鮮な驚きや時代の変化を感じながら「東京ドーム」を後にした。



   そして、明日の夜は…


2011/07/07

ありがとう

   地デジカが出迎えてくれた長良川競技場、今節のマッチアップは京都サンガ。
   前節鳥取での勝ち点1がフロックだったのか、復調への序章だったのか、その真価が今日問われる。へヴィーローテーションの日程の中イレヴンの疲労もピークを超えている。


   今や最も近隣のJ2クラブのひとつとなった京都から多くのサポーターが参戦してくれた。お足許の悪い中メモリアルまで駆けつけてくれてありがとう。


   そして今日は、ぎふチャンによるライヴ中継、解説は森山泰行氏と聞く。なぜか最近の肩書は元FC岐阜の選手ではなく、元日本代表が主になっている。


   しかし問題はFC岐阜である。
怪我人続出で満身創痍のチーム状況、極限状態の中、ホームで魂のこもったゲームを見せてくれ!


   戦前、正直勝てるなら今日を逃したら、さらに厳しい状況に追い込まれる気がしていた。そして前半、優勢なのはFC岐阜、いくつかの決定的な場面を演出していた。そんな中、何とはない局面で1失点。またもや不用意なセットプレイ守備での2失点目。このままずるずると…。緊張の糸が切れかける前に、西川#16のクリンシュートがゴールネットを揺らす!!この1点で後半に期待を持たせてのハーフタイム。


   後半の円陣後、波紋が広がるように同心円状にイレブンが散っていく。そして後半6分、佐藤#18のゴールで同点に追いつく。この早い段階で追いつけたのは大きい。今シーズンに決してなかった展開である。


   フリーキックの場面ではレフェリーが9.15m(10yds)離れてスプレーで白い線を引く(南米か!)。


   その後足の止まった京都に対して押せ押せのFC岐阜。しかし最後の決定機で相変わらず勝負ができない。思い切ったプレイに躊躇があるのは低迷チームの宿命か。この試合後で振り返ると、選手交代のタイミングが功を奏したと思われる。


   ロスタイムでの永芳#15のゴールは「誰」が、「誰」の為に決めたゴールだったか。それは選手自身、サポーター、スタッフも含めたFC岐阜全ての関係者に送る値千金のゴールデンゴールとなった。貴重な1点をありがとう。劇的なゴールをありがとう。そしてなりより忘れかけていた勝利の喜びをありがとう。

   リザルトは以下の通り。ヴァーチャルスコアーボードが涙で滲んで良く見えない。


   京都サポーターの方々にも感謝を、お返しに12月3日(12:00キックオフ予定)の最終戦には「西京極」へ参戦することを約束しよう。